『要求を無視する』が難しいのは社会的動物の性？

周囲の人から
●挨拶
●要求
●お願い
●お誘い
といったアクションがあると、何らかのリアクションを当然のように取ろうとすると思います。

「おはようございます」
と言われれば
「おはようございます」
と返そうとするでしょう。

「今度ご飯でも行きませんか？」
と誘われれば、承諾か断るか、どちらかの返事をすると思います。

●気持ちよく返事が出来る
●軽く頭を下げるだけ
●その場で喜んで快諾する
●断る口実を必死で考える
といったことは相手によって変わるにしても、
『アクションに対して何らかのリアクションを返す』
ということは、通常であれば共通していると思います。
よほど嫌いな相手でなければ、
『無視する』
という選択肢はなかなか取らないのではないでしょうか。

集団での社会生活は、アクション＆リアクションで成立している、
といえると思います。

周囲の人からのアクションン（働きかけ）に対して、
●その場の空気
●相手との関係性
といったものに適したリアクションを返す（対応する）能力は、
集団生活の中で居場所を確保するうえで有利であったと思われます。
そのような人は自分の遺伝子を残す（結婚して子どもをもうける）確率も高かったと思われます。

逆に周囲の人を無視したり非協力的な態度ばっかりを取るの人は、
「なんやねんアイツ」
「怪しからん奴だ」
と思われてしまい、集団の中での居場所を失う傾向にあったのではないでしょうか（村八分）。
そのような人は自分の遺伝子を残す（結婚して子どもを残す）確率も低くなってしまうと思われます。

結果として、
『コミュニティーの仲間を無視しない人が繁殖するうえで有利』
という方向に進化の淘汰圧がかかってきたと僕は推測します。

愛犬は家族なのでコミュニティーの仲間です。
その要求に応えたくなるのも、社会的な動物としての人として、自然なことだと思います。

逆にいうと
『愛犬の要求を無視することは進化の流れに反すること』
という見方もできると思います。

要求吠えを無視することが難しのには、そんなことも影響していると思います。

※全体を通してあくまで個人的な見解です