お散歩中に人や犬に向かって吠えちゃうワンコをよく見かけます。
そんな時の飼い主さんを見ると、愛犬を叱ったり、お座りをさせようとしたり、目隠しをしようとしたり、何とか吠えるのを止めようと努力していて、大変そうです。
愛犬がお散歩中に吠えちゃった時に、誰でもできる対処法ってないでしょうか?
吠えるだけでなく引っ張られたりで、大変やら恥ずかしいやら…💦

愛犬とのお散歩に関する相談を受けていると、
「人や犬を見ると吠えちゃう」
「遠くにいるのを見ただけで興奮しちゃう」
「いくらダメって言っても、吠えるのを止めない」
という悩みをよく聞きます。
人や犬に会うたびに愛犬が大きな声で吠えると
◉相手に対して申し訳ない
◉周りの迷惑になる
◉なんだか恥ずかしい
◉吠えながらグイグイ引っ張られる
と、せっかくのお散歩の楽しさも半減してしまいます。
「人や犬を見ると吠える」
と一口に言っても、
▲性格
▲生活習慣
▲生活環境
等々によって、動機や意味合いは様々です。
どんな対処方法が最適なのかはもそれぞれ違ってきます。
そのすべてをお話すると、とても長くなってしまいます。
そこでこの記事では、
『吠える動機や意味合いがどんなものであっても効果が期待できる』
『今日から誰でも取り組める』
という方法に的を絞って、お話したいと思います。
「人や犬を見ると吠えちゃう」
「遠くにいるのを見ただけで興奮しちゃう」
「いくらダメって言っても、吠えるのを止めない」
という悩みをよく聞きます。
人や犬に会うたびに愛犬が大きな声で吠えると
◉相手に対して申し訳ない
◉周りの迷惑になる
◉なんだか恥ずかしい
◉吠えながらグイグイ引っ張られる
と、せっかくのお散歩の楽しさも半減してしまいます。
「人や犬を見ると吠える」
と一口に言っても、
▲性格
▲生活習慣
▲生活環境
等々によって、動機や意味合いは様々です。
どんな対処方法が最適なのかはもそれぞれ違ってきます。
そのすべてをお話すると、とても長くなってしまいます。
そこでこの記事では、
『吠える動機や意味合いがどんなものであっても効果が期待できる』
『今日から誰でも取り組める』
という方法に的を絞って、お話したいと思います。
何で吠えちゃうの?

試しに愛犬の吠え声を性格別に翻訳するとしたら…
◉活発で遊びや運動が好き
◉人に触ってもらうのが好き
◉犬と挨拶したり遊んだりするのが楽しい
という子だったら、
「こんにちは!」
「あたしと遊んでよ!」
「そっちに行きたいよ!」
と言っているかもしれません。
◉神経質で怖がり
◉家族以外の人に慣れていない
◉他の犬と触れ合った経験が少ない
という子だったら、
「だ…誰⁉」
「こっちに来ないで!」
みたいなことを訴えているのかもしれません。
◉気が強い
◉他の犬には負けたくない
という子だったら、
「勝手にウロチョロしてんじゃねーぞ💢」
「ガンくれるなんて、生意気だぞ!」
みたいなことを言っているのかもしれません。
どれも同じ
『吠える』
という行動ですが、愛犬の性格や生活習慣によって意味合いは違うのです。
※犬(を含めた動物)の行動を説明する際に、人と同じように考えているかのような表現を用いることは本来は不適切なのですが、ここでは分かりやすくお伝えするためにあえて用いています。
◉活発で遊びや運動が好き
◉人に触ってもらうのが好き
◉犬と挨拶したり遊んだりするのが楽しい
という子だったら、
「こんにちは!」
「あたしと遊んでよ!」
「そっちに行きたいよ!」
と言っているかもしれません。
◉神経質で怖がり
◉家族以外の人に慣れていない
◉他の犬と触れ合った経験が少ない
という子だったら、
「だ…誰⁉」
「こっちに来ないで!」
みたいなことを訴えているのかもしれません。
◉気が強い
◉他の犬には負けたくない
という子だったら、
「勝手にウロチョロしてんじゃねーぞ💢」
「ガンくれるなんて、生意気だぞ!」
みたいなことを言っているのかもしれません。
どれも同じ
『吠える』
という行動ですが、愛犬の性格や生活習慣によって意味合いは違うのです。
※犬(を含めた動物)の行動を説明する際に、人と同じように考えているかのような表現を用いることは本来は不適切なのですが、ここでは分かりやすくお伝えするためにあえて用いています。
よく見かける対処法が招きがちな『勘違い』

愛犬が吠えちゃっている時に、飼い主さんはどんな対応をしていることが多いのか考えてみると、
「ダメでしょ」
「止めなさい」
「なに吠えてるの」
という声かけをしている飼い主さんが多いように思います。
その時の飼い主さんの声は、
◉怒る
◉叱る
といった厳しく強い口調というより、
◉懇願する
◉落ち着かせようとする
◉諭す
といった、普通もしくは(どちらかというと)焦った口調であることが多いように感じます。
◉周囲の目が気になる
◉吠えている相手に申し訳ない
という気持ちが、声にも表れるのかもしれません。
しかし、飼い主さんが声をかけているのにも関わらず、愛犬は吠えるのを止めてくれない、という光景をよく目にします。
中には、
◉リードを素早く引きながら強い声を出す
という飼い主さんもいて、そんな場合は愛犬の方も吠えるのを止めてくれることもあります。
ただそんな場合でも、吠え止んでくれるのは一時的で、すぐにまた吠えちゃうことも多いです。
この、
『吠えている愛犬に声をかける』
という対処法が、飼い主さんの思いに反にて、かえって愛犬の吠える行動を助長しちゃっているかもしれません。
「ダメでしょ」
「止めなさい」
「なに吠えてるの」
という声かけをしている飼い主さんが多いように思います。
その時の飼い主さんの声は、
◉怒る
◉叱る
といった厳しく強い口調というより、
◉懇願する
◉落ち着かせようとする
◉諭す
といった、普通もしくは(どちらかというと)焦った口調であることが多いように感じます。
◉周囲の目が気になる
◉吠えている相手に申し訳ない
という気持ちが、声にも表れるのかもしれません。
しかし、飼い主さんが声をかけているのにも関わらず、愛犬は吠えるのを止めてくれない、という光景をよく目にします。
中には、
◉リードを素早く引きながら強い声を出す
という飼い主さんもいて、そんな場合は愛犬の方も吠えるのを止めてくれることもあります。
ただそんな場合でも、吠え止んでくれるのは一時的で、すぐにまた吠えちゃうことも多いです。
この、
『吠えている愛犬に声をかける』
という対処法が、飼い主さんの思いに反にて、かえって愛犬の吠える行動を助長しちゃっているかもしれません。
声のトーン(高さ)が、褒める時や遊ぶ時に似ているかも?

残念ながら、夢中になって吠えている時に
「ダメでしょ」
「なんで吠えるの」
と声をかけても、その意味は愛犬の耳には届きません。
ただ、自分の横や背後で飼い主さんが声を出していることは伝わります。
その声が
『普段は出さないような大きな声』
であれば、愛犬もビックリして吠えるのを止めてくれるかもしれません。
しかし、外(公共の場)でそのような大きな声を出すことは、恥ずかしくて中々できないものです。
周囲の目が気になったり、相手に申し訳なかったり、という気持ちも働きますから、
『焦った感じの声』
『ささやきかけるような声』
『なだめるような声』
になりがちです。
そのような声は、普段よりもややトーンが高くなりがちです。
そしてそのトーンの高さは、
◉褒めてあげる時
◉遊んであげる時
のトーンに、似ていたりします。
「ダメでしょ」
「なんで吠えるの」
と声をかけても、その意味は愛犬の耳には届きません。
ただ、自分の横や背後で飼い主さんが声を出していることは伝わります。
その声が
『普段は出さないような大きな声』
であれば、愛犬もビックリして吠えるのを止めてくれるかもしれません。
しかし、外(公共の場)でそのような大きな声を出すことは、恥ずかしくて中々できないものです。
周囲の目が気になったり、相手に申し訳なかったり、という気持ちも働きますから、
『焦った感じの声』
『ささやきかけるような声』
『なだめるような声』
になりがちです。
そのような声は、普段よりもややトーンが高くなりがちです。
そしてそのトーンの高さは、
◉褒めてあげる時
◉遊んであげる時
のトーンに、似ていたりします。
「励ましてもらってる」「応援してくれてる」「一緒に喜んでくれてる」と勘違い?

愛犬に言葉の意味は届かないですが、飼い主さんが声をかけてくれていることは感じます。
その声が、焦った感じだったり、褒めてもらう時や遊びの時のトーンに似ていたりすると、
「励ましてくれている」
「応援してくれている」
「一緒になって喜んでくれている」
と勘違いして、ますます吠えてしまう可能性があります。
吠えるのを止めようとしているのに、全く逆のことを愛犬に伝えてしまっている可能性があるのです。
その声が、焦った感じだったり、褒めてもらう時や遊びの時のトーンに似ていたりすると、
「励ましてくれている」
「応援してくれている」
「一緒になって喜んでくれている」
と勘違いして、ますます吠えてしまう可能性があります。
吠えるのを止めようとしているのに、全く逆のことを愛犬に伝えてしまっている可能性があるのです。
どんな対処・対応をすれば良い?
それでは、愛犬が人や犬に向って吠えてしまったら、飼い主さんはどうすればいいのでしょうか?
① 声をかけない(黙っている)

愛犬が人や犬に向って吠えると、
「吠えるのを止めたい」
「相手に申し訳ない」
という焦りにも似た気持ちになって、つい無意識のうちに声をかけてしまうことが多いと思います。
しかし、声をかけることで愛犬にあらぬ方向の勘違いをさせてしまうのならば、いっそのこと黙っていた方が得策でしょう。
「吠えるのを止めたい」
「相手に申し訳ない」
という焦りにも似た気持ちになって、つい無意識のうちに声をかけてしまうことが多いと思います。
しかし、声をかけることで愛犬にあらぬ方向の勘違いをさせてしまうのならば、いっそのこと黙っていた方が得策でしょう。
➁ その場を足早に立ち去る

声をかけずに黙っていても、吠える対象(人や犬)が見え続けている限り、愛犬はいつまでも吠え続けてしまいます。
対象が見えなくなる場所まで、早足で立ち去りましょう。
とはいっても、愛犬が興奮している場合は
◉とびはねながら吠え続ける
◉人や犬の方ばかり見て、飼い主さんを見てくれない
◉リードを引っ張っても、踏ん張って抵抗する
となって、立ち去るどころか歩くのすら大変かもしれません。
たとえそうであっても、無理矢理引きずるような形になったとしても、その場から立ち去ることを優先しましょう。
このあたりは、愛犬との根競べになることもあります。
そして、
◉吠える
◉立ち去ることに抵抗する(踏ん張る)
という行動を愛犬が示している間は、やはり声はかけません。
こういったことを繰り返すことで、時間はかかりますが、
◉吠えても飼い主さんは関わってくれない
◉抵抗しても連れていかれちゃう
という経験を積むことで、
「吠えても無駄かも…」
という学習を愛犬がしてくれることも期待できます。
参考動画がこちら
↓
2例とも
◉吠えてる時は黙って連れていく
◉吠えなかったら、挨拶させてあげる
というのが共通しています。
対象が見えなくなる場所まで、早足で立ち去りましょう。
とはいっても、愛犬が興奮している場合は
◉とびはねながら吠え続ける
◉人や犬の方ばかり見て、飼い主さんを見てくれない
◉リードを引っ張っても、踏ん張って抵抗する
となって、立ち去るどころか歩くのすら大変かもしれません。
たとえそうであっても、無理矢理引きずるような形になったとしても、その場から立ち去ることを優先しましょう。
このあたりは、愛犬との根競べになることもあります。
そして、
◉吠える
◉立ち去ることに抵抗する(踏ん張る)
という行動を愛犬が示している間は、やはり声はかけません。
こういったことを繰り返すことで、時間はかかりますが、
◉吠えても飼い主さんは関わってくれない
◉抵抗しても連れていかれちゃう
という経験を積むことで、
「吠えても無駄かも…」
という学習を愛犬がしてくれることも期待できます。
参考動画がこちら
↓
2例とも
◉吠えてる時は黙って連れていく
◉吠えなかったら、挨拶させてあげる
というのが共通しています。
時には割り切りも必要

しつけの正論として、
「吠えてはダメだということを、きちんと教えるべき」
「吠えるのをその場で止めるべき」
という考え方もあるでしょう。
また、
◉「お座り」で落ち着かせる
◉オヤツを見せて意識を逸らす
といったことができるのであれば、それに越したことはありません。
しかし、愛犬が興奮し切っている時は、何をしても効果がない場合がほとんどです。
その場で何とかしようとしても上手くいかず、
◉飼い主さんも疲れてしまう
◉お散歩自体が嫌になる
ということも多いです。
「この場では何をしても無駄」
「立ち去った方が早い」
という割り切りも、時には必要です。
「吠えてはダメだということを、きちんと教えるべき」
「吠えるのをその場で止めるべき」
という考え方もあるでしょう。
また、
◉「お座り」で落ち着かせる
◉オヤツを見せて意識を逸らす
といったことができるのであれば、それに越したことはありません。
しかし、愛犬が興奮し切っている時は、何をしても効果がない場合がほとんどです。
その場で何とかしようとしても上手くいかず、
◉飼い主さんも疲れてしまう
◉お散歩自体が嫌になる
ということも多いです。
「この場では何をしても無駄」
「立ち去った方が早い」
という割り切りも、時には必要です。
相手への配慮も示そう

愛犬が吠えてしまうことで、相手に対して
◉申し訳ない…」
◉迷惑をかけてしまった
◉怖い思いをさせてしまった
と感じてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、
「すみません…」
「ごめんなさいね…」
という言葉を相手にかけたくなると思います。
しかしそんな言葉すら、愛犬に前述のような勘違いをさせてしまう可能性が高いです。
なので、ここはグッとこらえて、黙っていましょう。
そのかわり、頭をきちんと下げましょう。
そうすれば、こちらが申し訳なく思っていることは伝わるでしょう。
愛犬を連れていない時に道などで会った際に、謝っておくのも良いでしょう。
◉申し訳ない…」
◉迷惑をかけてしまった
◉怖い思いをさせてしまった
と感じてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、
「すみません…」
「ごめんなさいね…」
という言葉を相手にかけたくなると思います。
しかしそんな言葉すら、愛犬に前述のような勘違いをさせてしまう可能性が高いです。
なので、ここはグッとこらえて、黙っていましょう。
そのかわり、頭をきちんと下げましょう。
そうすれば、こちらが申し訳なく思っていることは伝わるでしょう。
愛犬を連れていない時に道などで会った際に、謝っておくのも良いでしょう。
まとめ

今回お話した
◉声をかけない
◉足早にその場を立ち去る
という方法は、愛犬が吠えることを直接には止めていません。
『吠えても無駄』
という学習をすることが期待できるにしても、時間がかかります。
しかし、少なくとも愛犬が
「応援してくれている」
「一緒になって楽しんでくれている」
という勘違いをするのを防ぐことはできます。
何より重要なのが、
『声をかけない』
ということも
『足早に立ち去る』
ということも、特別な技術や経験を必要としない、という点です。
このことは、
【誰でもすぐに取り組める】
ことを意味します。
(ある程度の体力やメンタルの強さは必要かもしれませんが)
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◉声をかけない
◉足早にその場を立ち去る
という方法は、愛犬が吠えることを直接には止めていません。
『吠えても無駄』
という学習をすることが期待できるにしても、時間がかかります。
しかし、少なくとも愛犬が
「応援してくれている」
「一緒になって楽しんでくれている」
という勘違いをするのを防ぐことはできます。
何より重要なのが、
『声をかけない』
ということも
『足早に立ち去る』
ということも、特別な技術や経験を必要としない、という点です。
このことは、
【誰でもすぐに取り組める】
ことを意味します。
(ある程度の体力やメンタルの強さは必要かもしれませんが)
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