突然座り込んで歩くのを嫌がったり、寝そべったままピクリとも動かなくなったり…そんな、お散歩中に愛犬が歩かないことでお困りはありませんか?この記事ではバーニーズマウンテンドッグを例に、「お散歩中に歩かなくなる」で困っている飼い主さんに、歩くのを嫌がる理由や、歩いてくれるようになるための対処方法についてお話します(動画あり)。
愛犬(大型犬)がお散歩で歩かないと、飼い主さんも困っちゃう💦
「お散歩中に寝転んじゃって歩かない」
「行きたくない方に歩こうとすると、座り込んじゃう」
「立ち止まってばかりで、ちっとも進まない」
というお話をよく聞くことがあります。
お散歩中に愛犬が歩くことをボイコット。
飼い主さんとしては、思い通りにお散歩が進まなくて、もどかしくなってしまう場面かもしれません。
「今日は早めに職場に行かなきゃいけないのに…」
と急いでいれば、イライラもしてしまうでしょう。
「道の真ん中で寝そべって、みっともない…」
と、周囲の目が気になってしまうこともあるでしょう。
特に
◉ゴールデンレトリバー
◉バーニーズマウンテンドッグ
◉グレートピレニーズ
といった大型犬の場合は体重も重いので、寝そべってしまうといくらリードを引っ張ってもビクとも動かなかったりします。
身体も大きくて人目も引きやすいので、飼い主さんの悩みも深刻です。
そこでこの記事では、バーニーズマウンテンドッグの動画を紹介しながら、
【お散歩中の愛犬が歩いてくれない時の対応法】
についてお話したいと思います。
「行きたくない方に歩こうとすると、座り込んじゃう」
「立ち止まってばかりで、ちっとも進まない」
というお話をよく聞くことがあります。
お散歩中に愛犬が歩くことをボイコット。
飼い主さんとしては、思い通りにお散歩が進まなくて、もどかしくなってしまう場面かもしれません。
「今日は早めに職場に行かなきゃいけないのに…」
と急いでいれば、イライラもしてしまうでしょう。
「道の真ん中で寝そべって、みっともない…」
と、周囲の目が気になってしまうこともあるでしょう。
特に
◉ゴールデンレトリバー
◉バーニーズマウンテンドッグ
◉グレートピレニーズ
といった大型犬の場合は体重も重いので、寝そべってしまうといくらリードを引っ張ってもビクとも動かなかったりします。
身体も大きくて人目も引きやすいので、飼い主さんの悩みも深刻です。
そこでこの記事では、バーニーズマウンテンドッグの動画を紹介しながら、
【お散歩中の愛犬が歩いてくれない時の対応法】
についてお話したいと思います。
「歩くこと」の大切さ
歩くことは全身運動ですので、
◉ストレスの軽減
◉肥満の防止
◉血行の促進
等々、愛犬にとって様々なメリットがあります。
日々の運動になるだけではありません。
◉全身の筋力の衰えの防止
◉内臓機能の活性化・衰えの防止
といった効果も期待できます。
若いうちにしっかりと歩いておくことが、老犬期になっても健康を長く保つことにもつながります。
愛犬がボイコットをするからといって毎日の歩く量が減ってしまうと、そのツケが老犬になってから
◉寝たきり状態
◉慢性的な疾患
◉肥満
◉自力で排泄できなくなる
とうった形で回ってきてしまうこともあります。
愛犬が年老いてからのことを考えても、しっかりと歩く習慣をつけてあげたいものです。
◉ストレスの軽減
◉肥満の防止
◉血行の促進
等々、愛犬にとって様々なメリットがあります。
日々の運動になるだけではありません。
◉全身の筋力の衰えの防止
◉内臓機能の活性化・衰えの防止
といった効果も期待できます。
若いうちにしっかりと歩いておくことが、老犬期になっても健康を長く保つことにもつながります。
愛犬がボイコットをするからといって毎日の歩く量が減ってしまうと、そのツケが老犬になってから
◉寝たきり状態
◉慢性的な疾患
◉肥満
◉自力で排泄できなくなる
とうった形で回ってきてしまうこともあります。
愛犬が年老いてからのことを考えても、しっかりと歩く習慣をつけてあげたいものです。
犬が散歩で歩かない理由とは?
犬は本来、歩くことが好きな動物です。
それなのに、どうして
◉寝そべる
◉座り込む
◉立ち尽くす
といった、歩くことを拒否するような行動を取るのでしょうか?
考えられる理由をいくつか挙げてみましょう。
それなのに、どうして
◉寝そべる
◉座り込む
◉立ち尽くす
といった、歩くことを拒否するような行動を取るのでしょうか?
考えられる理由をいくつか挙げてみましょう。
怖い・不安が理由で散歩で歩かない?
◉工事現場で大きい音がした
◉犬に激しく吠えられた
◉トラックが急に横を通った
◉見慣れない格好の人
といった、強い不安や恐怖を感じるような刺激に直面すると、身体が固まって歩くのを止めてしまうことがあります。
また、目の前にそのような刺激が無くても、過去に不安や恐怖を感じた場所、もしくは景色の似たような場所に来ると、記憶が呼び起こされて、
◉動きが鈍くなる
◉それ以上先に進みたがらない
という行動を示すことがあります。
『右に曲がれば怖い思いをした場所に行く』
という分かれ道で、
飼い主さんが右に曲がろうとすると抵抗する
↓
左に曲がると素直に歩いてくれる
ということも、よくあります。
◉怖がり
◉神経質
といった性格の子に多く見られます。
また、どちらかというと、大型犬よりも小型犬に見られることが多いように思います。
◉犬に激しく吠えられた
◉トラックが急に横を通った
◉見慣れない格好の人
といった、強い不安や恐怖を感じるような刺激に直面すると、身体が固まって歩くのを止めてしまうことがあります。
また、目の前にそのような刺激が無くても、過去に不安や恐怖を感じた場所、もしくは景色の似たような場所に来ると、記憶が呼び起こされて、
◉動きが鈍くなる
◉それ以上先に進みたがらない
という行動を示すことがあります。
『右に曲がれば怖い思いをした場所に行く』
という分かれ道で、
飼い主さんが右に曲がろうとすると抵抗する
↓
左に曲がると素直に歩いてくれる
ということも、よくあります。
◉怖がり
◉神経質
といった性格の子に多く見られます。
また、どちらかというと、大型犬よりも小型犬に見られることが多いように思います。
嬉しい・楽しいが理由で散歩で歩かない?
不安や恐怖だけでなく、
「嬉しい!」
「楽しい!」
を感じたことも、愛犬の記憶にはしっかりと刻まれます。
◉犬好きな人にかわいがってもらった
◉美味しいお菓子を拾い食いした
◉ワンコ同士で遊んだ
といった素敵な経験をした場所の近くにくると歩かなくなる、というケースも結構あります。
「また、楽しいことがあるかもしれない」
という期待感から、その場から離れたくなくなるのだと思われます。
好きな人や犬が立ち去る後ろ姿を見送り続けて、飼い主さんが逆方向に行こうとしてるのに歩いてくれない、というのもよくあります。
『右に曲がれば嬉しい(楽しい)思いをした場所に行く』
という分かれ道で、
飼い主さんが左に曲がろうとすると抵抗する
↓
右に曲がると素直に(というか先に立って)歩いてくれる
というのも、よくある話です。
また、詳しくは後述しますが、
『座り込んだり寝そべったりした時の飼い主さんの反応が楽しい』
ということが理由になっている場合もあります。
◉人や犬が好き
◉遊びや運動が好き
という性格の子に見られることが多いです。
「嬉しい!」
「楽しい!」
を感じたことも、愛犬の記憶にはしっかりと刻まれます。
◉犬好きな人にかわいがってもらった
◉美味しいお菓子を拾い食いした
◉ワンコ同士で遊んだ
といった素敵な経験をした場所の近くにくると歩かなくなる、というケースも結構あります。
「また、楽しいことがあるかもしれない」
という期待感から、その場から離れたくなくなるのだと思われます。
好きな人や犬が立ち去る後ろ姿を見送り続けて、飼い主さんが逆方向に行こうとしてるのに歩いてくれない、というのもよくあります。
『右に曲がれば嬉しい(楽しい)思いをした場所に行く』
という分かれ道で、
飼い主さんが左に曲がろうとすると抵抗する
↓
右に曲がると素直に(というか先に立って)歩いてくれる
というのも、よくある話です。
また、詳しくは後述しますが、
『座り込んだり寝そべったりした時の飼い主さんの反応が楽しい』
ということが理由になっている場合もあります。
◉人や犬が好き
◉遊びや運動が好き
という性格の子に見られることが多いです。
ハーネスや首輪が合っていなくて痛い、が理由で歩かない?
お散歩で着用するハーネスや首輪のサイズが合っていないと、歩くのを嫌がることがあります。
ハーネスや首輪のサイズが小さいと、
◉皮膚と擦れて痛い
◉脇がきつくて動きにくい
といった不快感が生じやすくなります。
また、バックルの部分で毛や皮膚を挟んでしまうこともあります。
こちらも痛みを感じるので、動きが固まってしまうことがあります。
◉散歩に出たとたんに歩かない
◉場所に関係なく歩かなくなる
◉ハーネスや首輪を着けるのを嫌がる
といった行動を愛犬が示す時は、
◉ハーネスや首輪のサイズが合っているか
◉きちんと着用できているか
といったことを確認してみましょう。
ハーネスや首輪のサイズが小さいと、
◉皮膚と擦れて痛い
◉脇がきつくて動きにくい
といった不快感が生じやすくなります。
また、バックルの部分で毛や皮膚を挟んでしまうこともあります。
こちらも痛みを感じるので、動きが固まってしまうことがあります。
◉散歩に出たとたんに歩かない
◉場所に関係なく歩かなくなる
◉ハーネスや首輪を着けるのを嫌がる
といった行動を愛犬が示す時は、
◉ハーネスや首輪のサイズが合っているか
◉きちんと着用できているか
といったことを確認してみましょう。
何らかの疾患がある、が理由で歩かない?
身体のどこか(特に足)に痛みがある場合も、歩くのを嫌がることが多いです。
お散歩中や家の中で歩いている時に、
◉びっこを引いていないか
◉足の運び方が不自然ではないか
という点に気をつけて観察してみましょう。
心配な場合は歩いている様子を動画撮影して、動物病院の先生に見てもらうのも良いでしょう。
歩いている時は普通でも、四つ足で立っている時に
◉特定の足に体重をかけていない
◉特定の足が震えている
という場合もあります。
歩く時だけでなく、立ち止まっている時も観察してみましょう。
また、心臓(循環器系)や肺(呼吸器系)に異常がある場合も、積極的に身体を動かすことをしなかったり、歩くことを嫌がる場合があります。
歩くかどうかだけでなく、
◉安静時でも呼吸が荒くないか
◉咳き込んだりしていないか
ということを観察してみましょう。
不安があれば、これも病院に相談すると良いでしょう。
お散歩中や家の中で歩いている時に、
◉びっこを引いていないか
◉足の運び方が不自然ではないか
という点に気をつけて観察してみましょう。
心配な場合は歩いている様子を動画撮影して、動物病院の先生に見てもらうのも良いでしょう。
歩いている時は普通でも、四つ足で立っている時に
◉特定の足に体重をかけていない
◉特定の足が震えている
という場合もあります。
歩く時だけでなく、立ち止まっている時も観察してみましょう。
また、心臓(循環器系)や肺(呼吸器系)に異常がある場合も、積極的に身体を動かすことをしなかったり、歩くことを嫌がる場合があります。
歩くかどうかだけでなく、
◉安静時でも呼吸が荒くないか
◉咳き込んだりしていないか
ということを観察してみましょう。
不安があれば、これも病院に相談すると良いでしょう。
愛犬が散歩で歩かない時の対処方法(バーニーズマウンテンドッグの事例)
ここから先は
◉首輪やハーネスが身体に合っている
◉身体に特に疾患は無い
ということを前提として、話を進めていきます。
前述のように、歩くのを嫌がったり拒否された時に特に大変なのは、愛犬が大型犬の場合です。
そこで、バーニーズマウンテンドッグの若手の男の子(ライ君)を例に挙げて、具体的な対処方法についてお話します。
ちなみにライ君は、人に構ってもらうこと(撫でてもらう・声をかけてもらう、etc)が大好きな子です。
参考動画は二つあります。
一番目を動画①
二番目を動画➁
とします。
↓
動画①はNG対応
動画②がGOOD対応
です。
◉首輪やハーネスが身体に合っている
◉身体に特に疾患は無い
ということを前提として、話を進めていきます。
前述のように、歩くのを嫌がったり拒否された時に特に大変なのは、愛犬が大型犬の場合です。
そこで、バーニーズマウンテンドッグの若手の男の子(ライ君)を例に挙げて、具体的な対処方法についてお話します。
ちなみにライ君は、人に構ってもらうこと(撫でてもらう・声をかけてもらう、etc)が大好きな子です。
参考動画は二つあります。
一番目を動画①
二番目を動画➁
とします。
↓
動画①はNG対応
動画②がGOOD対応
です。
愛犬が散歩で歩かない時のNGな対応とは?
動画①はどうしてNG対応なのでしょうか。
その前におさえておきたいことがあります。
人や犬も含めた社会性の動物(グループや群れで生活する)は、周囲とコミュニケーションを上手に取ることが、生きていくうえで大切です。
そんな社会性動物の行動を形成(強化)するうえで大きく影響するのが、
《相手の反応(リアクション)の有無》
です。
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
B【行動の直後や最中に相手の反応(リアクション)が示されなければ、その行動は強化されない】
の二つがポイントになります。
※Aの例
学校や会社で同級生や同僚に会う
↓
「おはよう」と挨拶をする
↓
相手も「おはよう」と挨拶を返す
という経験を繰り返すことで、
《相手が挨拶を返してくれる》
ということが、ある意味でのご褒美(強化子)として機能して、
『知っている人に会ったら挨拶をする』
という行動が形成される(強化される)可能性が高くなります。
※Bの例
学校や会社で同級生や同僚に会う
↓
「おはよう」と挨拶をする
↓
相手に無視される(黙って素通りされる)
という経験を繰り返すと、
《相手が挨拶を返してくれる》
という強化子が無いので、
「挨拶しても無駄だな」
と思うようになって、
『知っている人に会ったら挨拶をする』
という行動が形成(強化)される可能性は低くなります。
前置きが長くなりましたが、動画①の中での、寝そべっているライ君に対する
◉リードを何回もグイグイ引く
◉何度も名前を呼んだり、「アップ」と声をかける
という飼い主さんの反応は、
『構ってもらうことが大好き』
なライ君にとって、楽しいこと(強化子)である可能性が高いです。
根っからの人好きな子は、このような勘違いをする傾向にあります。
リードをグイグイと引く感覚も、楽しい(気持ちの良い)刺激と感じている可能性が高いです。
飼い主さんとしては、早く立ち上がって欲しくて取っている行動です。
しかし、ライ君には逆の意味
(寝そべると構ってもらえる=楽しい・嬉しい)
に伝わってしまっている、といえます。
散歩中に寝そべる
↓
飼い主さんの楽しい反応(強化子)がある
(リードをグイグイ引く・声をかける、etc)
ということを繰り返すことで、
《寝そべることの強化》
につながってしまっています。
まさに
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
に当てはまります。
その前におさえておきたいことがあります。
人や犬も含めた社会性の動物(グループや群れで生活する)は、周囲とコミュニケーションを上手に取ることが、生きていくうえで大切です。
そんな社会性動物の行動を形成(強化)するうえで大きく影響するのが、
《相手の反応(リアクション)の有無》
です。
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
B【行動の直後や最中に相手の反応(リアクション)が示されなければ、その行動は強化されない】
の二つがポイントになります。
※Aの例
学校や会社で同級生や同僚に会う
↓
「おはよう」と挨拶をする
↓
相手も「おはよう」と挨拶を返す
という経験を繰り返すことで、
《相手が挨拶を返してくれる》
ということが、ある意味でのご褒美(強化子)として機能して、
『知っている人に会ったら挨拶をする』
という行動が形成される(強化される)可能性が高くなります。
※Bの例
学校や会社で同級生や同僚に会う
↓
「おはよう」と挨拶をする
↓
相手に無視される(黙って素通りされる)
という経験を繰り返すと、
《相手が挨拶を返してくれる》
という強化子が無いので、
「挨拶しても無駄だな」
と思うようになって、
『知っている人に会ったら挨拶をする』
という行動が形成(強化)される可能性は低くなります。
前置きが長くなりましたが、動画①の中での、寝そべっているライ君に対する
◉リードを何回もグイグイ引く
◉何度も名前を呼んだり、「アップ」と声をかける
という飼い主さんの反応は、
『構ってもらうことが大好き』
なライ君にとって、楽しいこと(強化子)である可能性が高いです。
根っからの人好きな子は、このような勘違いをする傾向にあります。
リードをグイグイと引く感覚も、楽しい(気持ちの良い)刺激と感じている可能性が高いです。
飼い主さんとしては、早く立ち上がって欲しくて取っている行動です。
しかし、ライ君には逆の意味
(寝そべると構ってもらえる=楽しい・嬉しい)
に伝わってしまっている、といえます。
散歩中に寝そべる
↓
飼い主さんの楽しい反応(強化子)がある
(リードをグイグイ引く・声をかける、etc)
ということを繰り返すことで、
《寝そべることの強化》
につながってしまっています。
まさに
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
に当てはまります。
愛犬が散歩で歩かない時のGOODな対応とは?
では、動画➁はなぜGOODな対応なのでしょうか。
動画➁では、飼い主さんは寝そべっているライ君に対して
◉グイグイリードを引く
◉声をかける
といった反応を示していません。
やっているのは
《黙って一定の力(歩く速さ)でリードを引き続ける》
ということです。
「寝そべれば、飼い主さんが楽しい反応を示してくれる」
と思っているライ君にとっては、とんだ誤算です。
「寝そべっていれば、いつかは楽しい反応を示してくれるだろう」
と期待しているのでしょうか、地面を引きずられてもしばらくは寝そべったままでいます。
しかし、飼い主さんは声もかけてくれません。
リードをグイグイ引く、楽しい刺激も伝わってきません。
「このまま寝そべっていても楽しくない」
と思ったのか、やがて寝そべるのをあきらめて、立ち上がって歩いてくれました。
寝そべる
↓
飼い主さんの楽しい反応が無い
↓
寝そべっても意味がない(楽しくない)
(強化子が無い)
まさに、
B【行動の直後や最中に相手の反応(リアクション)が示されなければ、その行動は強化されない】
です。
さらにポイントなのが、
《歩き出してくれたら褒めてあげてオヤツ(強化子)をあげている》
ということです。
寝そべるのをあきらめて歩き出す
↓
褒めてもらえる・オヤツがもらえる
(強化子がある)
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
を、ここで活用しています。
ただし、過剰に褒めてあげると、嬉しくなり過ぎてまた寝そべってしまうかもしれません。
なだめるように落ち着いた口調で褒めてあげた方が、この場合は効果的です。
A・Bの二つのポイントを組み合わせて活用することで、
◉『寝そべる』という行動を減らす
◉『飼い主さんが歩き出したらついていく』という行動を増やす
を、同時進行で取り組むことが出来ます。
動画➁では、飼い主さんは寝そべっているライ君に対して
◉グイグイリードを引く
◉声をかける
といった反応を示していません。
やっているのは
《黙って一定の力(歩く速さ)でリードを引き続ける》
ということです。
「寝そべれば、飼い主さんが楽しい反応を示してくれる」
と思っているライ君にとっては、とんだ誤算です。
「寝そべっていれば、いつかは楽しい反応を示してくれるだろう」
と期待しているのでしょうか、地面を引きずられてもしばらくは寝そべったままでいます。
しかし、飼い主さんは声もかけてくれません。
リードをグイグイ引く、楽しい刺激も伝わってきません。
「このまま寝そべっていても楽しくない」
と思ったのか、やがて寝そべるのをあきらめて、立ち上がって歩いてくれました。
寝そべる
↓
飼い主さんの楽しい反応が無い
↓
寝そべっても意味がない(楽しくない)
(強化子が無い)
まさに、
B【行動の直後や最中に相手の反応(リアクション)が示されなければ、その行動は強化されない】
です。
さらにポイントなのが、
《歩き出してくれたら褒めてあげてオヤツ(強化子)をあげている》
ということです。
寝そべるのをあきらめて歩き出す
↓
褒めてもらえる・オヤツがもらえる
(強化子がある)
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
を、ここで活用しています。
ただし、過剰に褒めてあげると、嬉しくなり過ぎてまた寝そべってしまうかもしれません。
なだめるように落ち着いた口調で褒めてあげた方が、この場合は効果的です。
A・Bの二つのポイントを組み合わせて活用することで、
◉『寝そべる』という行動を減らす
◉『飼い主さんが歩き出したらついていく』という行動を増やす
を、同時進行で取り組むことが出来ます。
「不安や恐怖で歩かない」にも当てはまる
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
B【行動の直後や最中に相手の反応(リアクション)が示されなければ、その行動は強化されない】
は、不安や恐怖が影響して歩かない場合の対応の時にも当てはまります。
B【行動の直後や最中に相手の反応(リアクション)が示されなければ、その行動は強化されない】
は、不安や恐怖が影響して歩かない場合の対応の時にも当てはまります。
歩かない犬を「安心させたい」「落ち着かせたい」が、かえって逆効果に?
不安や恐怖を感じて
◉踏ん張る
◉座り込む
◉その場から逃げようとする
といった拒否反応ともいえる行動を愛犬が示した時に多いのが、
「大丈夫だよ」
「どうしたの?」
「おいで」
と、声をかけてあげる飼い主さんが多いと思います。
安心させてあげようとして、
◉オヤツあげる
◉撫でてあげる
といった行動を取ることもあるかもしれません。
これらの飼い主さんの行動が、逆に愛犬の
『歩かない(その場にとどまる)』
という行動を強化してしまう可能性があります。
座り込むor立ちどまる
↓
声をかけてくれる
撫でてくれる
オヤツをくれる
(強化子がある)
↓
ますます歩かなくなる
という、
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
に当てはまる図式になります。
◉踏ん張る
◉座り込む
◉その場から逃げようとする
といった拒否反応ともいえる行動を愛犬が示した時に多いのが、
「大丈夫だよ」
「どうしたの?」
「おいで」
と、声をかけてあげる飼い主さんが多いと思います。
安心させてあげようとして、
◉オヤツあげる
◉撫でてあげる
といった行動を取ることもあるかもしれません。
これらの飼い主さんの行動が、逆に愛犬の
『歩かない(その場にとどまる)』
という行動を強化してしまう可能性があります。
座り込むor立ちどまる
↓
声をかけてくれる
撫でてくれる
オヤツをくれる
(強化子がある)
↓
ますます歩かなくなる
という、
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
に当てはまる図式になります。
歩いてくれた時に、たくさん褒める
そんな子を歩いてくれるようにするにはどうすれば良いか?
基本的には動画➁のライ君への対応と同じです。
愛犬が座り込んだり立ち止まっても、
◉声をかける
◉オヤツあげる
◉撫でてあげる
といった反応を示しません。
黙ったまま、(不快感を与えない程度の)一定の力でリードを引き続けます。
愛犬が歩き出したら、褒めてあげたり、オヤツをあげたり、撫でてあげたりします。
(強化子の提示)
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
B【行動の直後や最中に相手の反応(リアクション)が示されなければ、その行動は強化されない】
の組み合わせです。図式にすると以下のようになります。
座り込むor立ちどまる
↓
声をかけてくれない
撫でてくれない
オヤツをくれない
(強化子が無い)
&
一定の力で引き続ける
↓
歩き出す
↓
褒めてもらえる
オヤツがもらえる
撫でてもらえる
(強化子がある)
この場合は不安や恐怖を軽減させてあげたいので、オーバー気味にたくさん褒めてあげた方が効果的なことが多いです。
基本的には動画➁のライ君への対応と同じです。
愛犬が座り込んだり立ち止まっても、
◉声をかける
◉オヤツあげる
◉撫でてあげる
といった反応を示しません。
黙ったまま、(不快感を与えない程度の)一定の力でリードを引き続けます。
愛犬が歩き出したら、褒めてあげたり、オヤツをあげたり、撫でてあげたりします。
(強化子の提示)
A【行動の直後や最中に示される相手の反応(リアクション)が、その行動を強化する】
B【行動の直後や最中に相手の反応(リアクション)が示されなければ、その行動は強化されない】
の組み合わせです。図式にすると以下のようになります。
座り込むor立ちどまる
↓
声をかけてくれない
撫でてくれない
オヤツをくれない
(強化子が無い)
&
一定の力で引き続ける
↓
歩き出す
↓
褒めてもらえる
オヤツがもらえる
撫でてもらえる
(強化子がある)
この場合は不安や恐怖を軽減させてあげたいので、オーバー気味にたくさん褒めてあげた方が効果的なことが多いです。
愛犬の反応や状態に注意しつつ
不安や恐怖が大きいと、歩き出す前に愛犬の抵抗が強まることがあります。
◉暴れ出す
◉悲痛な声をあげる
という反応を示す子もいます。
あまり暴れたりすると首輪やハーネスが抜けてしまうかもしれませんから、その場合はリードを引く力を緩めて、落ち着くまで待ってあげてください。
ただし、その時も
◉声をかけない
◉撫でない
◉オヤツをあげない
は、出来るだけ継続します。
◉暴れ出す
◉悲痛な声をあげる
という反応を示す子もいます。
あまり暴れたりすると首輪やハーネスが抜けてしまうかもしれませんから、その場合はリードを引く力を緩めて、落ち着くまで待ってあげてください。
ただし、その時も
◉声をかけない
◉撫でない
◉オヤツをあげない
は、出来るだけ継続します。
「愛犬がかわいそう」「冷たいと思われちゃうんじゃ…」に打ち勝てるか
愛犬が不安がったり怖がったりしているのに
◉声をかける
◉オヤツあげる
◉撫でてあげる
といった反応を示さないというと、
「愛犬が不安がっているのに声をかけてあげないのは、かわいそう」
「冷たいと思われちゃうんじゃないか…」
と感じる方も多いでしょう。
確かに、この対応法は飼い主さんのメンタルにストレスがかかる方法です。
愛犬のことが大切であればあるほど、ストレスは大きいです。
しかし、愛犬に不安や恐怖を克服して歩けるようになってもらうためには、飼い主さんも
「辛い…」
「かわいそう…」
と感じる局面を一緒に乗り越えなければいないこともあります。
そこに関しては、頑張って、としか言いようがありません。
一緒に辛い局面を乗り越えた分、歩き出してくれた時に沢山褒めてあげてください。
どうしても
「辛い」
「かわいそう…」
というストレスに自分自身が耐えられないようであれば、無理をしない方が良いでしょう。
ただその場合は、冷たい言い方ですが、
『歩くのを拒否』
を改善することは、難しいでしょう。
愛犬の行動を改善したいと思うのであれば、飼い主さん自身も乗り越えなければいけない壁がある、ということです。
◉声をかける
◉オヤツあげる
◉撫でてあげる
といった反応を示さないというと、
「愛犬が不安がっているのに声をかけてあげないのは、かわいそう」
「冷たいと思われちゃうんじゃないか…」
と感じる方も多いでしょう。
確かに、この対応法は飼い主さんのメンタルにストレスがかかる方法です。
愛犬のことが大切であればあるほど、ストレスは大きいです。
しかし、愛犬に不安や恐怖を克服して歩けるようになってもらうためには、飼い主さんも
「辛い…」
「かわいそう…」
と感じる局面を一緒に乗り越えなければいないこともあります。
そこに関しては、頑張って、としか言いようがありません。
一緒に辛い局面を乗り越えた分、歩き出してくれた時に沢山褒めてあげてください。
どうしても
「辛い」
「かわいそう…」
というストレスに自分自身が耐えられないようであれば、無理をしない方が良いでしょう。
ただその場合は、冷たい言い方ですが、
『歩くのを拒否』
を改善することは、難しいでしょう。
愛犬の行動を改善したいと思うのであれば、飼い主さん自身も乗り越えなければいけない壁がある、ということです。
まとめ
今回お話したのは、前述した通り、
◉首輪やハーネスが身体に合っている
◉身体に特に疾患は無い
を前提としたケースです。
また、
◉加齢による体力の低下
◉暑くてへばっている
といった身体的理由で歩かない場合もあります。
そんな場合は、休み休み、のんびりとお散歩してあげましょう。
特に、暑さは犬にとって大敵です。
◉呼吸が荒い
◉よだれが大量に出ている
といった時は無理に歩かせず、涼しい場所で呼吸が落ち着くまで休ませてあげます。
愛犬が歩くことを拒否することが多い場合は、こういったことにも配慮してあげましょう。
《愛犬の健康状態や身体への負担に配慮する》
《頑張らなきゃいけない時は一緒に頑張る》
を胸に刻んで、取り組んでみてください。
◉首輪やハーネスが身体に合っている
◉身体に特に疾患は無い
を前提としたケースです。
また、
◉加齢による体力の低下
◉暑くてへばっている
といった身体的理由で歩かない場合もあります。
そんな場合は、休み休み、のんびりとお散歩してあげましょう。
特に、暑さは犬にとって大敵です。
◉呼吸が荒い
◉よだれが大量に出ている
といった時は無理に歩かせず、涼しい場所で呼吸が落ち着くまで休ませてあげます。
愛犬が歩くことを拒否することが多い場合は、こういったことにも配慮してあげましょう。
《愛犬の健康状態や身体への負担に配慮する》
《頑張らなきゃいけない時は一緒に頑張る》
を胸に刻んで、取り組んでみてください。
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佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
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