愛犬が色々なコマンドを覚えると、オヤツが欲しい時とか、ご飯の時とかに、飼い主に言われる前に「お手」をしたり「伏せ」を嬉々としてやることがあります。その様子は焦っているようにも見えてはかわいいものです。しかし飼い主さんの中には「言われてもないのに勝手にやるのは、飼い主のことを無視していることになるのでは?」といった心配をする方もいます。飼い主が何も言っていないのに愛犬が覚えたコマンドを先走ってやることは、そのままにしておいても大丈夫なのでしょうか?
なんで言われる前に「お手」や「伏せ」を勝手にやるのか?
飼い主さんに言われる前に「お手」や「伏せ」の動きを勝手にする、いわゆる《先走り行動》。
犬が、そのような先走り行動を示すのは何故でしょうか。
通常、上記のようなコマンドを愛犬に教える時には、オヤツをご褒美として用います。
ということを繰り返すこと中で、
『飼い主の前で覚えた動きをすればオヤツ(ご飯)をもらえる』
という学習が強化されていきます。
その結果、飼い主さんがオヤツやご飯の食器を持っているのを見ると、飼い主が言う前に、
《これをやったらオヤツがもらえた》
という学習をした動きを次々と披露することになります。
飼い主の方も、
「とりあえず頑張っているから」
という気持ちが働いて、連続して色々な動きをしている最中の愛犬に、オヤツやご飯をあげがちです。
結果、言われる前に色々な動きを披露する、先走り行動が強化されていきます。
このような先走り行動をしがちな子の特徴としては
☆食いしん坊
☆若くて元気
☆物覚えが早い
といったものが挙げられます。
犬が、そのような先走り行動を示すのは何故でしょうか。
通常、上記のようなコマンドを愛犬に教える時には、オヤツをご褒美として用います。
飼い主がコマンドを出す
↓
コマンドの動きをする
↓
オヤツ(ご飯)をもらえる
ということを繰り返すこと中で、
『飼い主の前で覚えた動きをすればオヤツ(ご飯)をもらえる』
という学習が強化されていきます。
その結果、飼い主さんがオヤツやご飯の食器を持っているのを見ると、飼い主が言う前に、
《これをやったらオヤツがもらえた》
という学習をした動きを次々と披露することになります。
飼い主の方も、
「とりあえず頑張っているから」
という気持ちが働いて、連続して色々な動きをしている最中の愛犬に、オヤツやご飯をあげがちです。
オヤツや食器を持った飼い主を見る
↓
連続して色々な動きをする
(先走り行動)
↓
オヤツ(ご飯)をもらえる
結果、言われる前に色々な動きを披露する、先走り行動が強化されていきます。
このような先走り行動をしがちな子の特徴としては
☆食いしん坊
☆若くて元気
☆物覚えが早い
といったものが挙げられます。
勝手に「お手」や「伏せ」をやっても、叱らなくてOK
動物(人間も含む)は、
★怖い
★嫌悪
といったネガティブな感情を伴う行動を自主的に取ることはありません。
先走り行動(自主的に覚えたコマンドの動きを次々とやること)を見せるということは、飼い主にコマンドを教えられることや、覚えたコマンドの動きをやることが、
☆楽しい
☆嬉しい
といったポジティブな感情を伴うもの、と愛犬が学習をしていることを示しています。
ポジティブな感情が生じること自体は良いことですし、
●吠える
●噛みつく
といった、誰を傷つける行動、迷惑をかける行動、を取っている訳でもないので、
「言われる前にやったらダメ!」
みたいに、怒ったり叱ったりしなくてもOKです。
★怖い
★嫌悪
といったネガティブな感情を伴う行動を自主的に取ることはありません。
先走り行動(自主的に覚えたコマンドの動きを次々とやること)を見せるということは、飼い主にコマンドを教えられることや、覚えたコマンドの動きをやることが、
☆楽しい
☆嬉しい
といったポジティブな感情を伴うもの、と愛犬が学習をしていることを示しています。
ポジティブな感情が生じること自体は良いことですし、
●吠える
●噛みつく
といった、誰を傷つける行動、迷惑をかける行動、を取っている訳でもないので、
「言われる前にやったらダメ!」
みたいに、怒ったり叱ったりしなくてもOKです。
落ち着いて飼い主の言葉を聞き取る習慣もつけたい
☆オヤツが早く欲しくて焦る
☆楽しくてテンションが上がる
という場面で、飼い主に言われる前に先走って「お手」「伏せ」といった動きを連続してやっちゃうとしても、愛犬に悪気は無いなので、怒って止めさせる必要は皆無です。
ただ、一つ一つのコマンド(飼い主の言葉)を落ち着いて聞き分ける意識付けに取り組むことで、
といった効果が期待できます。
早口言葉をあえてゆっくり言うことが、かえって脳トレになるというのと、似ているかもしれません。
参考動画
☆楽しくてテンションが上がる
という場面で、飼い主に言われる前に先走って「お手」「伏せ」といった動きを連続してやっちゃうとしても、愛犬に悪気は無いなので、怒って止めさせる必要は皆無です。
ただ、一つ一つのコマンド(飼い主の言葉)を落ち着いて聞き分ける意識付けに取り組むことで、
意思疎通が容易になる
愛犬を落ち着かせやすくなる
脳の活性化(普段とは違う部位を使う)
といった効果が期待できます。
早口言葉をあえてゆっくり言うことが、かえって脳トレになるというのと、似ているかもしれません。
参考動画
まとめ
愛犬のしつけに取り組むうえで、
◎お座り
◎待て
◎おいで
◎伏せ
◎お手
といった色々なコマンドを教えてあげることは、とても大切です。
ただ、その目的は
【飼い主の命令に絶対服従させるため】
というよりも
という意味合いであるべきだと思います。
飼い主が言う前に先走って勝手に動いてしまうことは、
「犬は飼い主に絶対服従するべき」
という観点からするとNGな行動かもしれません。
ただ、楽しさや嬉しさといったポジティブイな感情を伴った行動なのであれば、お互いのコミュニケーションの媒体としての機能は果たしているので、先走り行動を怒ったり叱ったりする必要は無いでしょう。
◎お座り
◎待て
◎おいで
◎伏せ
◎お手
といった色々なコマンドを教えてあげることは、とても大切です。
ただ、その目的は
【飼い主の命令に絶対服従させるため】
というよりも
【お互いのコミュニケーションや意思疎通のための媒体】
という意味合いであるべきだと思います。
飼い主が言う前に先走って勝手に動いてしまうことは、
「犬は飼い主に絶対服従するべき」
という観点からするとNGな行動かもしれません。
ただ、楽しさや嬉しさといったポジティブイな感情を伴った行動なのであれば、お互いのコミュニケーションの媒体としての機能は果たしているので、先走り行動を怒ったり叱ったりする必要は無いでしょう。
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佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
「こんなこと聞いても良いの?」
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