飼い主同士、愛犬同士が仲の良い犬友が集まってグループで散歩をすることを、群れ(パック)で歩く(ウォーク)という意味で「パックウォーク」といったりもします。グループ散歩(パックウォーク)が習慣になって楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。そんなグループ散歩(パックウォーク)には、飼い主にとっても愛犬にもとってもメリットがある一方で、気をつけたいこともあります。この記事では、グループ散歩(パックウォーク)のメリットや注意点についてお話したいと思います。
パックウォークとは?
複数の飼い主・愛犬が集まってグループとして散歩することをパックウォークといいます。
犬は人間と暮らす以前の野生の時代には、オオカミのように群れ(パック)を形成して暮らしていたと考えられます。
群れという集団の中で、生活していくうえで必要なスキルを身につけたり、メンバーとの関わり方を覚えたりと、様々な学習を積んでいたはずです。
現代の犬の場合を考えると、気の合う散歩仲間同士が自然発生的に集まって、散歩のグループが形成されることもあるでしょうし、しつけ教室等が主催(募集)してレッスンの一環としてグループ散歩(パックウォーク)を行う場合もあるでしょう。
いずれの場合でも、犬に限らず人も含めた集団の中に身を置いて行動を共にする中で、飼い主さんと愛犬だけの散歩(単独散歩)だけではできない、集団行動ならではの学習を積むことが期待できます。
犬は人間と暮らす以前の野生の時代には、オオカミのように群れ(パック)を形成して暮らしていたと考えられます。
群れという集団の中で、生活していくうえで必要なスキルを身につけたり、メンバーとの関わり方を覚えたりと、様々な学習を積んでいたはずです。
現代の犬の場合を考えると、気の合う散歩仲間同士が自然発生的に集まって、散歩のグループが形成されることもあるでしょうし、しつけ教室等が主催(募集)してレッスンの一環としてグループ散歩(パックウォーク)を行う場合もあるでしょう。
いずれの場合でも、犬に限らず人も含めた集団の中に身を置いて行動を共にする中で、飼い主さんと愛犬だけの散歩(単独散歩)だけではできない、集団行動ならではの学習を積むことが期待できます。
飼い主や愛犬にとって、グループ散歩(パックウォーク)のメリットは?
グループ散歩(パックウォーク)には、飼い主や愛犬にとって以下のようなメリットが考えられます。
グループで散歩することで愛犬が他犬や他人に慣れる
飼い主以外の人や他犬と関わることが苦手な子でも、複数の人や犬と一緒に行動する経験を重ねることで、次第に慣れていくこと(社会性の向上)が期待できます。
このような学習は、飼い主が単独で教えようと思っても出来ることではなく、グループで行動するからこそ可能な学習だといえます。
具体的には、
◎散歩中に人や犬に吠える
◎他の犬が近づくと逃げようとする
といった行動の軽減が期待できます。
このような学習は、飼い主が単独で教えようと思っても出来ることではなく、グループで行動するからこそ可能な学習だといえます。
具体的には、
◎散歩中に人や犬に吠える
◎他の犬が近づくと逃げようとする
といった行動の軽減が期待できます。
単独散歩よりも愛犬がはりきって歩いてくれる
「散歩で歩くのが遅い」
「歩くのを嫌がってしょっちゅう立ち止ます」
といった悩みは結構多かったりしますが、グループ散歩(パックワーク)で人や犬が周囲で歩いている状況に身を置くことで、つられてスタスタ歩くようになる、といったことも考えられます。
仲の良い子や好きな人がグループ内にいれば、
「一緒に歩きたい」
「追いつきたい」
という気持ちから、はり切って歩いてくれるようになることも、期待できるでしょう。
「歩くのを嫌がってしょっちゅう立ち止ます」
といった悩みは結構多かったりしますが、グループ散歩(パックワーク)で人や犬が周囲で歩いている状況に身を置くことで、つられてスタスタ歩くようになる、といったことも考えられます。
仲の良い子や好きな人がグループ内にいれば、
「一緒に歩きたい」
「追いつきたい」
という気持ちから、はり切って歩いてくれるようになることも、期待できるでしょう。
老犬(シニア犬)にとって良い刺激になる
これも上記と同じような効果ですが、グループ内に若い子がいると、シニア犬にとっても良い刺激になることが期待できます。
シニア犬になるとマイペースになり、散歩ものんびりしたものになりがちですが、活発に動き回る(ウロチョロしたり、急に走り出したり…)若くて元気な子と行動を共にすることで心身が刺激されて、
◎一人の時よりもスタスタ歩く
◎他の子の動きに関心を持つ
というように、意欲・興味・活動性、が高まることがあります。
シニア犬になるとマイペースになり、散歩ものんびりしたものになりがちですが、活発に動き回る(ウロチョロしたり、急に走り出したり…)若くて元気な子と行動を共にすることで心身が刺激されて、
◎一人の時よりもスタスタ歩く
◎他の子の動きに関心を持つ
というように、意欲・興味・活動性、が高まることがあります。
飼い主同士のコミュニケーションが進む
犬同士だけでなく、飼い主同士でコミュニケーションが取れるというのも、グループ散歩(パックウォーク)のメリットに挙げられます。
一緒に歩きながらのお喋りを通して、
◎しつけの悩み
◎お勧めの犬連れお出かけスポット
◎動物病院の評判
といった、愛犬生活に関わる様々な情報の交換や共有が促進されることもあるでしょう。
愛犬関連以外の話題やトピックで井戸端会議が盛り上がることも、飼い主にとってリフレッシュや気分転換になるかもしれません。
一緒に歩きながらのお喋りを通して、
◎しつけの悩み
◎お勧めの犬連れお出かけスポット
◎動物病院の評判
といった、愛犬生活に関わる様々な情報の交換や共有が促進されることもあるでしょう。
愛犬関連以外の話題やトピックで井戸端会議が盛り上がることも、飼い主にとってリフレッシュや気分転換になるかもしれません。
グループ散歩(パックウォーク)をする時の注意点は?
上記のようなメリットが考えられる一方で、グループ散歩(パックウォーク)には以下のような注意点も考えられます
愛犬の性格によってはグループでの散歩はストレスに感じる
グループで行動することで、愛犬の社会性の向上につながる効果が期待できますが、一方で愛犬の性格によっては、家族以外の人や他所の犬と関わることが大きなストレスになってしまうこともあります。
何回グループ散歩(パックウォーク)をしても、全然楽しそうじゃないし、他の子をよせつけない、という子はいるものです。
特に気をつけたいのが、
●人や犬に吠える
●他の犬が近づくと逃げようとする
といった、分かりやすい《苦手サイン》を出さない(自己主張が弱い)タイプの子です。
そういった子は、
◎他の子がそばに来ても臭いを嗅ごうとしない
◎臭いを嗅がれても顔を向けない
◎飼い主以外の人に呼ばれても反応しない
といった、目立たない行動を示すことが多いです。
人間にも
「グループ行動はどうしても苦手という人」
「一人や、少人数の親しい仲間での行動が好き」
という人がいるように、犬にもそのような性格の子はいます。
グループ散歩(パックウォーク)をしている間は特に問題は起こさないけど、
◇家に帰るとずっと寝ている
◇グループ散歩(パックウォーク)をした日はご飯を残す
といったことが見受けられる場合は、ストレスを感じている可能性が高いです。
飼い主さんからしたら
「社会性を身につけさせてあげたい」
と、愛犬にとって良かれという思いからグループ散歩(パックウォーク)に参加していても、愛犬にとっては心身に影響を及ぼすほどのストレス要因になっている、ということもあるかもしれません。
もしも愛犬に上記のような異常や不調を感じたら、グループ散歩(パックウォーク)への参加をしばらく見合わせる、という選択をするのも、飼い主の役目といえます。
何回グループ散歩(パックウォーク)をしても、全然楽しそうじゃないし、他の子をよせつけない、という子はいるものです。
特に気をつけたいのが、
●人や犬に吠える
●他の犬が近づくと逃げようとする
といった、分かりやすい《苦手サイン》を出さない(自己主張が弱い)タイプの子です。
そういった子は、
◎他の子がそばに来ても臭いを嗅ごうとしない
◎臭いを嗅がれても顔を向けない
◎飼い主以外の人に呼ばれても反応しない
といった、目立たない行動を示すことが多いです。
人間にも
「グループ行動はどうしても苦手という人」
「一人や、少人数の親しい仲間での行動が好き」
という人がいるように、犬にもそのような性格の子はいます。
グループ散歩(パックウォーク)をしている間は特に問題は起こさないけど、
◇家に帰るとずっと寝ている
◇グループ散歩(パックウォーク)をした日はご飯を残す
といったことが見受けられる場合は、ストレスを感じている可能性が高いです。
飼い主さんからしたら
「社会性を身につけさせてあげたい」
と、愛犬にとって良かれという思いからグループ散歩(パックウォーク)に参加していても、愛犬にとっては心身に影響を及ぼすほどのストレス要因になっている、ということもあるかもしれません。
もしも愛犬に上記のような異常や不調を感じたら、グループ散歩(パックウォーク)への参加をしばらく見合わせる、という選択をするのも、飼い主の役目といえます。
飼い主同士の軋轢が生じることも?
犬の飼い主同士は、
◎お互いに犬が好き
◎同じようなことで悩んでいる
という共通項があるので、通常のご近所づきあいに比べて、仲が深まる傾向があるように感じます。
しかし、お互いに犬好きであっても、気が合わない場合はあるでしょう。愛犬との関わり方に関する価値観に相いれないものがあることもあるでしょう。
はじめは仲が良くても、お互いに何回もグループ散歩(パックウォーク)に参加する中で、相性の悪さに気が付いてしまうこともあるかもしれません。
不要なストレスをお互いに抱え込まないためにも、
「あくまでグループ散歩(パックウォーク)だけの仲」
といった割り切りが必要になることもあるでしょう。
◎お互いに犬が好き
◎同じようなことで悩んでいる
という共通項があるので、通常のご近所づきあいに比べて、仲が深まる傾向があるように感じます。
しかし、お互いに犬好きであっても、気が合わない場合はあるでしょう。愛犬との関わり方に関する価値観に相いれないものがあることもあるでしょう。
はじめは仲が良くても、お互いに何回もグループ散歩(パックウォーク)に参加する中で、相性の悪さに気が付いてしまうこともあるかもしれません。
不要なストレスをお互いに抱え込まないためにも、
「あくまでグループ散歩(パックウォーク)だけの仲」
といった割り切りが必要になることもあるでしょう。
人や犬が道に広がっての散歩で、周囲の迷惑になりがち
グループ散歩(パックウォーク)をするうえで、最も気をつけたいことが、
【周囲に迷惑をかけない】
というものです。
特に、道に広がって歩くことで他者の交通の妨げになることは、避けなければなりません。
たとえ迷惑をかけるつもりはなくても、
◎飼い主同士がお喋りに夢中になる
◎愛犬同士が遊びながら歩く
といったことが要因で、結果的にグループ散歩(パックウォーク)仲間が道いっぱいに広がってしまう、といったことは十分に考えられます。
そういった状況であっても、前から来る車・通行人・自転車には気が付く可能性が高いですが、背後から来る場合は気が付きにくいです。
といったことに似た光景を見ることが、結構あったりします。
その際、車を運転している人や自転車に乗っている人は、にがい顔をしていることあります。
グループ散歩(パックウォーク)をする際は、安全のためにも周囲の迷惑にならないように十分な配慮を怠らないようにしましょう。
【周囲に迷惑をかけない】
というものです。
特に、道に広がって歩くことで他者の交通の妨げになることは、避けなければなりません。
たとえ迷惑をかけるつもりはなくても、
◎飼い主同士がお喋りに夢中になる
◎愛犬同士が遊びながら歩く
といったことが要因で、結果的にグループ散歩(パックウォーク)仲間が道いっぱいに広がってしまう、といったことは十分に考えられます。
そういった状況であっても、前から来る車・通行人・自転車には気が付く可能性が高いですが、背後から来る場合は気が付きにくいです。
飼い主同士がお喋りしながら散歩
↓
背後から来るプリウスに気が付かない
↓
クラクションを鳴らされて慌てて道の端っこに寄る
といったことに似た光景を見ることが、結構あったりします。
その際、車を運転している人や自転車に乗っている人は、にがい顔をしていることあります。
グループ散歩(パックウォーク)をする際は、安全のためにも周囲の迷惑にならないように十分な配慮を怠らないようにしましょう。
まとめ
グループ散歩(パックウォーク)を楽しめるということは、仲間(犬友)に恵まれているということです。それはとても素敵なことだと思います。
レッスンの一環として積極的に実施しているしつけ教室やドッグスクールもあるので、興味があればネット検索等で探してみるのも良いでしょう。
一方で、
◎楽しいのは飼い主だけで愛犬にとってはストレス
◎気づかないうちに周囲に迷惑をかけている
といった点には注意が必要です。
メリットやデメリットも気にかけつつ、グループ散歩(パックウォーク)を無理なく生活の中に取り入れてみることは、飼い主・愛犬の双方にとってQOL(Quality Of Life=生活の質)の向上につながるでしょう。
レッスンの一環として積極的に実施しているしつけ教室やドッグスクールもあるので、興味があればネット検索等で探してみるのも良いでしょう。
一方で、
◎楽しいのは飼い主だけで愛犬にとってはストレス
◎気づかないうちに周囲に迷惑をかけている
といった点には注意が必要です。
メリットやデメリットも気にかけつつ、グループ散歩(パックウォーク)を無理なく生活の中に取り入れてみることは、飼い主・愛犬の双方にとってQOL(Quality Of Life=生活の質)の向上につながるでしょう。
ご質問やご相談をお寄せください
「うちの子の悩みも聞いて欲しい」
「こんな場合はどうしたら良いの?」
等々、質問したいことや相談したいことはありませんか?
佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
「こんなこと聞いても良いの?」
というささいなことでも構いません。
メールでの相談は無料ですので、お問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。
「こんな場合はどうしたら良いの?」
等々、質問したいことや相談したいことはありませんか?
佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
「こんなこと聞いても良いの?」
というささいなことでも構いません。
メールでの相談は無料ですので、お問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。