引っ張りっこは犬が好きな遊び方の代表例です。愛犬とおもちゃやタオルを引っ張りっこして遊ぶ飼い主さんも多いでしょう。この記事では、引っ張りっこがもっと楽しくなる遊び方を、プロのドッグトレーナーが分かりやすく解説します。
犬が引っ張りっこ遊びが好きなのはなぜ?
引っ張りっこは多くの犬(特に子犬)が好きな遊びです。
その原型は、人間と暮らすようになる前の野生時代の生活にあると考えられます。
野生時代は、犬は狩りで捕らえた獲物を食べていました。
◎捕らえた獲物を引きずって運ぶ
◎肉を骨からはぎ取る
◎群れの仲間と奪い合って自分の取り分を確保する
といった場面で、咥えた物を引っ張る能力が発揮されていたはずです。
☆咥えた物を引っ張って自分の物にする能力に優れている
☆咥えた物を引っ張ることに生きがいを感じる(積極的に取り組む)
という特性を持つ個体が、生き残るうえで有利な環境だったと考えられます。
現代の犬達はそういった個体群の子孫です。
人間と暮らすようになっても、多く犬が引っ張りっこ遊びを好きなのは、進化論的に考えて当然なのかもしれません。
その原型は、人間と暮らすようになる前の野生時代の生活にあると考えられます。
野生時代は、犬は狩りで捕らえた獲物を食べていました。
◎捕らえた獲物を引きずって運ぶ
◎肉を骨からはぎ取る
◎群れの仲間と奪い合って自分の取り分を確保する
といった場面で、咥えた物を引っ張る能力が発揮されていたはずです。
☆咥えた物を引っ張って自分の物にする能力に優れている
☆咥えた物を引っ張ることに生きがいを感じる(積極的に取り組む)
という特性を持つ個体が、生き残るうえで有利な環境だったと考えられます。
現代の犬達はそういった個体群の子孫です。
人間と暮らすようになっても、多く犬が引っ張りっこ遊びを好きなのは、進化論的に考えて当然なのかもしれません。
犬との引っ張りっこがもっと楽しくなる遊び方

引っ張りっこ遊びの原型が
◎仲間同士の獲物の奪い合い
◎獲物を引きずっての運搬
◎肉を骨から引きはがす
というものだと考えると、それに似たようなシチュエーションを再現してあげることで、犬のモチベーションを引き出して、より楽しませてあげる効果が期待できます。
◎仲間同士の獲物の奪い合い
◎獲物を引きずっての運搬
◎肉を骨から引きはがす
というものだと考えると、それに似たようなシチュエーションを再現してあげることで、犬のモチベーションを引き出して、より楽しませてあげる効果が期待できます。
低い位置(犬の頭の高さ)で引っ張りっこをしてあげる

飼い主が犬と引っ張りっこ遊びをしてあげる際には、タオル・おもちゃ等の対象物を上方向に引っ張りがちです。
飼い主の方が背が高い場合が多いので、自然な成り行きかもしれません。
しかし、犬が物を咥えて引っ張る際には、
◎頭を下げて腰を上げる
◎前足を前に突っ張る
という態勢を自然に取ります。
この態勢が、前足を踏ん張って引っ張る力を発揮しやすいからです。
犬と引っ張りっこ遊びをする際にはこのことを意識すると良いです。
具体的には
◎犬の頭の高さorやや低い位置で対象物を持つ
◎地面(床)に対して水平方向orやや下方向に引っ張る
を意識してあげると良いです。
そうすることで、犬は引っ張る力を自然に発揮しやすくなります。
結果として、モチベーションや意欲を高める効果が期待できます。
また、犬の首が上方向に曲げられたり引っ張られたりすることがなくなるので、頚椎や脊椎への負担の軽減にもつながります。
飼い主の方が背が高い場合が多いので、自然な成り行きかもしれません。
しかし、犬が物を咥えて引っ張る際には、
◎頭を下げて腰を上げる
◎前足を前に突っ張る
という態勢を自然に取ります。
この態勢が、前足を踏ん張って引っ張る力を発揮しやすいからです。
犬と引っ張りっこ遊びをする際にはこのことを意識すると良いです。
具体的には
◎犬の頭の高さorやや低い位置で対象物を持つ
◎地面(床)に対して水平方向orやや下方向に引っ張る
を意識してあげると良いです。
そうすることで、犬は引っ張る力を自然に発揮しやすくなります。
結果として、モチベーションや意欲を高める効果が期待できます。
また、犬の首が上方向に曲げられたり引っ張られたりすることがなくなるので、頚椎や脊椎への負担の軽減にもつながります。
人と犬の顔を同じ高さにして引っ張りっこをしてあげる
引っ張りっこの原型の一つが犬同士の獲物の奪い合い、と考えると、自分の顔を犬と同じ高さに近づけてあげるのも楽しくなるポイントです。
野生時代に獲物の奪い合いが生じたのは、お互いの体格や筋力が拮抗している(互角に近い)状況だと考えられます。
相手の方が圧倒的に大きかったり小さかったりすれば、力の差は歴然としています。
そのような状況では獲物の奪い合いは生じにくいと考えらるでしょう。
相手との体格差がほぼなく、一見しただけではお互いの力の差が分からないからこそ、奪い合いが生じます。
お互いの体格が同じであれば、物を咥えて引っ張る時の顔の高さ(目線)も、ほぼ同じだと考えられます。
上から見下ろす相手よりも、目線が近い相手との引っ張りっこの方が、モチベーションが高くなります。
「負けられない」
の思いが強くなるからです。
飼い主の方も犬と目線が近くなることで、引っ張りっこ遊びへの没入感が高まる(夢中になる)効果が期待できます。
野生時代に獲物の奪い合いが生じたのは、お互いの体格や筋力が拮抗している(互角に近い)状況だと考えられます。
相手の方が圧倒的に大きかったり小さかったりすれば、力の差は歴然としています。
そのような状況では獲物の奪い合いは生じにくいと考えらるでしょう。
相手との体格差がほぼなく、一見しただけではお互いの力の差が分からないからこそ、奪い合いが生じます。
お互いの体格が同じであれば、物を咥えて引っ張る時の顔の高さ(目線)も、ほぼ同じだと考えられます。
上から見下ろす相手よりも、目線が近い相手との引っ張りっこの方が、モチベーションが高くなります。
「負けられない」
の思いが強くなるからです。
飼い主の方も犬と目線が近くなることで、引っ張りっこ遊びへの没入感が高まる(夢中になる)効果が期待できます。
愛犬に合わせて声を出しながら引っ張りっこをしてあげる

引っ張りっこ遊びに夢中になっている時の犬は、唸り声を発することが多いです。
そんな唸り声を聞くと
「怒っている?」
「このまま遊んでいると狂暴になる?」
といった心配がよぎるかもしれません。
狂暴さが由来の唸り声ではなく、楽しくてテンションが上がってつい漏れ出てしまう唸り声なので、心配は無用です。
むしろ、唸り声が漏れ出てしまう位に楽しませてあげている証、だといえます。
そんな時に飼い主の方も犬の唸り声に似た声を出してみると、お互いにテンションを高め合って、引っ張りっこ遊びがより白熱したものになる効果が期待できます。
そんな唸り声を聞くと
「怒っている?」
「このまま遊んでいると狂暴になる?」
といった心配がよぎるかもしれません。
狂暴さが由来の唸り声ではなく、楽しくてテンションが上がってつい漏れ出てしまう唸り声なので、心配は無用です。
むしろ、唸り声が漏れ出てしまう位に楽しませてあげている証、だといえます。
そんな時に飼い主の方も犬の唸り声に似た声を出してみると、お互いにテンションを高め合って、引っ張りっこ遊びがより白熱したものになる効果が期待できます。
「引っ張りっこに勝った!」を味あわせてあげる

引っ張りっこをした後に、毎回飼い主さんがおもちゃを取っている様子をよく見受けます。
時々は引っ張りっこの後におもちゃを渡してあげて、
「引っ張りっこに勝った!」
という喜びを感じさせてあげることも大切です。
出来れば、おもちゃを咥えて状態で走らせてあげて、ウィニングランのような気持ち良さを感じさせてあげたいところです。
☆達成感
☆勝利感
☆「やったぜ!」感
を味わうことで、引っ張りっこ遊びがより一層楽しくなります。
【参考動画】
時々は引っ張りっこの後におもちゃを渡してあげて、
「引っ張りっこに勝った!」
という喜びを感じさせてあげることも大切です。
出来れば、おもちゃを咥えて状態で走らせてあげて、ウィニングランのような気持ち良さを感じさせてあげたいところです。
☆達成感
☆勝利感
☆「やったぜ!」感
を味わうことで、引っ張りっこ遊びがより一層楽しくなります。
【参考動画】
こんな場合は注意が必要
ここまでお話してきたことは、飼い主と犬との関係がお互いに遊びを楽しめるような健全なものであることが前提です。
引っ張りっこ遊びは、犬のモチベーションや意欲を引き出すことで
◎犬のストレス解消
◎飼い主との一体感を高める
といった効果が期待できるエクササイズです。
しかし、
●愛犬に対して恐怖や脅威を感じている
(いつ噛まれるか分からなくて怖い、等)
●運動不足等で愛犬がストレスをためている
(無駄吠え・破壊行動・自傷行為が多い、等)
といった場合は、引っ張りっこ遊びをすることで、コントロール(犬自身の自制・飼い主による制御)が出来なくなるほどに興奮状態になってしまったり、飼い主の恐怖心が強くなってしまうこともあります。
このような場合は、引っ張りっこでストレス解消を図るのではなく、散歩量を増やすことから取り組むことをお勧めします。
引っ張りっこ遊びは、犬のモチベーションや意欲を引き出すことで
◎犬のストレス解消
◎飼い主との一体感を高める
といった効果が期待できるエクササイズです。
しかし、
●愛犬に対して恐怖や脅威を感じている
(いつ噛まれるか分からなくて怖い、等)
●運動不足等で愛犬がストレスをためている
(無駄吠え・破壊行動・自傷行為が多い、等)
といった場合は、引っ張りっこ遊びをすることで、コントロール(犬自身の自制・飼い主による制御)が出来なくなるほどに興奮状態になってしまったり、飼い主の恐怖心が強くなってしまうこともあります。
このような場合は、引っ張りっこでストレス解消を図るのではなく、散歩量を増やすことから取り組むことをお勧めします。
大切なのはテクニックよりも「犬になったつもりで遊ぶ」こと(まとめ)
ここまで、引っ張りっこ遊びのポイントをいくつか紹介してきましたが、引っ張りっこを含めて、犬と遊ぶ時に大切なのは
《犬になったつもりで遊ぶ》
です。
ネット上には、犬との遊び方について色々な方法論やテクニックが紹介されています。
しかし、知識が豊富になっても、テクニックが上達しても、お互いが楽しくなければそれは遊びではない、と私は考えます。
遊びは、対等の立場同士が全力で取り組むからこそ楽しくなるものです。
犬と遊ぶ時には、飼い主自身も犬になったつもりになって、犬と対等な関係になる。
そのうえで真剣かつ全力で取り組む。
それができてはじめて、この記事で紹介したことが活きてくると思います。
《犬になったつもりで遊ぶ》
です。
ネット上には、犬との遊び方について色々な方法論やテクニックが紹介されています。
しかし、知識が豊富になっても、テクニックが上達しても、お互いが楽しくなければそれは遊びではない、と私は考えます。
遊びは、対等の立場同士が全力で取り組むからこそ楽しくなるものです。
犬と遊ぶ時には、飼い主自身も犬になったつもりになって、犬と対等な関係になる。
そのうえで真剣かつ全力で取り組む。
それができてはじめて、この記事で紹介したことが活きてくると思います。
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「うちの子の悩みも聞いて欲しい」
「こんな場合はどうしたら良いの?」
等々、質問したいことや相談したいことはありませんか?
佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
「こんなこと聞いても良いの?」
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