犬のしつけの中でも、基本のコマンドといわれることの多い「おいで」(呼び戻し)。 そんな「おいで」のしつけに、飼い主さんも愛犬も楽しみながら取り組めるような方法についてお話しします(動画あり)。
愛犬に「おいで」を教えてあげることの意味
愛犬のしつけの中でも、
『おいで』(呼び戻し)
は、
『お座り』
『待て』
と並んで、大切なしつけだと思います。
「おいで」
と呼んだ人(多くの場合は飼い主さん)のそばに来る、ということが出来ると、
◦お散歩中に歩く方向を変えたい
◦ドッグランで離れたところにいる時に戻ってきて欲しい
という場面で、役に立ちます。
家の中でも、
◦人の出入りの邪魔を防ぐ
◦入室禁止の場所(キッチン等)に入るのを防ぐ
といった場面で役に立つ可能性があります。
飼い主さんの
「おいで」
の呼びかけにしっかりと反応することが出来ると、愛犬との生活もしやすくなるでしょう。
本稿では、基本的な
『おいで』
のしつけ方法に加えて、飼い主さんも愛犬も楽しみながら継続的に取り組めるような工夫についても、お話したいと思います。
『おいで』(呼び戻し)
は、
『お座り』
『待て』
と並んで、大切なしつけだと思います。
「おいで」
と呼んだ人(多くの場合は飼い主さん)のそばに来る、ということが出来ると、
◦お散歩中に歩く方向を変えたい
◦ドッグランで離れたところにいる時に戻ってきて欲しい
という場面で、役に立ちます。
家の中でも、
◦人の出入りの邪魔を防ぐ
◦入室禁止の場所(キッチン等)に入るのを防ぐ
といった場面で役に立つ可能性があります。
飼い主さんの
「おいで」
の呼びかけにしっかりと反応することが出来ると、愛犬との生活もしやすくなるでしょう。
本稿では、基本的な
『おいで』
のしつけ方法に加えて、飼い主さんも愛犬も楽しみながら継続的に取り組めるような工夫についても、お話したいと思います。
「おいで」を『楽しい・嬉しい』と結びつけてあげる、がしつけの基本
しつけを成功させるための大切なポイントは、覚えて欲しいこと(コマンド)を
★嬉しい
★楽しい
★おいしい
というポジティブな感情と結びつけてあげることです。
『おいで』(呼び戻し)
についても同じで、
「おいで」
「Come」
「来て」
といった声を聞いてその人のそばにいったら、
◦ご褒美のオヤツがもらえる
◦「いい子!」とほめてもえる
◦頭をなでてもらえる
といった、
★嬉しい
★楽しい
★おいしい
と思えるようなことを提供してあげることが大切です
「おいで」の声を聞く
↓
その人のそばに行く
↓
良いことがある
(ほめてもらえる)
(オヤツがもらえる)
(なでてもらえる)
という学習を積むことで、
《離れていても呼んだ人のそばに行く》
という行動が形成されることが期待できます。
★嬉しい
★楽しい
★おいしい
というポジティブな感情と結びつけてあげることです。
『おいで』(呼び戻し)
についても同じで、
「おいで」
「Come」
「来て」
といった声を聞いてその人のそばにいったら、
◦ご褒美のオヤツがもらえる
◦「いい子!」とほめてもえる
◦頭をなでてもらえる
といった、
★嬉しい
★楽しい
★おいしい
と思えるようなことを提供してあげることが大切です
「おいで」の声を聞く
↓
その人のそばに行く
↓
良いことがある
(ほめてもらえる)
(オヤツがもらえる)
(なでてもらえる)
という学習を積むことで、
《離れていても呼んだ人のそばに行く》
という行動が形成されることが期待できます。
「おいで」で呼んでも愛犬が来てくれない理由は?
ところが、飼い主さんと話していると、
「うちの子はおいでを覚えてくれない…」
「おいでの意味は分かってるはずなに、来てくれない…」
という嘆きを聞くこともあります。
◉愛犬が『おいで』をなかなか覚えてくれない
◉分かっているはずなのに呼んでも来てくれない
といったことの理由には、どんなことが考えられるでしょうか
「うちの子はおいでを覚えてくれない…」
「おいでの意味は分かってるはずなに、来てくれない…」
という嘆きを聞くこともあります。
◉愛犬が『おいで』をなかなか覚えてくれない
◉分かっているはずなのに呼んでも来てくれない
といったことの理由には、どんなことが考えられるでしょうか
ハードル(難易度)が愛犬にとって高すぎる?
理由の一つに、
《愛犬にとってハードル(難易度)が高すぎる》
ということが考えられrます。
◉お家の中
◉自宅の庭
といった、
〇慣れている
〇安心できる
〇静か
〇気が散る要素が少ない(邪魔が入りにくい)
という場所だと、愛犬も飼い主さんの言葉に集中しやすいので、
「おいで」
の呼びかけにもすんなりと反応しやすいです。
しかし、
◉ドッグラン
◉河原
◉公園
といった場所では、
▲人
▲犬
▲車
▲自転車
▲野良猫
▲聞き慣れていない音
▲嗅ぎ慣れていない臭い
等々、様々な刺激があるので、慣れた静かな場所に比べると、愛犬の集中力も低下しがちです。
また、
◉他所の人にかわいがってもらう
◉他所の犬と遊ぶのが好き
という性格の子の場合、
《「おいで」をすること》
で得られるメリット(飼い主にオヤツをもらう・ほめてもらう、etc)よりも
《人にかわいがってもらう》
《犬と遊ぶ》
ことによって得られるメリット(走り回ること、普段会えない人に触ってもらうこと、etc)の方が勝ってしまうことも考えられます。
このような、愛犬にとってハードルが高い状況で「おいで」を素直に実行してもらうためには、
◉家の中に知り合い(人・犬)がいる状況でやってみる
◉飼い主と愛犬以外は誰もいない公園でやってみる
というように、少しずつハードル(難易度)を上げてステップアップしていくことが有効です。
《愛犬にとってハードル(難易度)が高すぎる》
ということが考えられrます。
◉お家の中
◉自宅の庭
といった、
〇慣れている
〇安心できる
〇静か
〇気が散る要素が少ない(邪魔が入りにくい)
という場所だと、愛犬も飼い主さんの言葉に集中しやすいので、
「おいで」
の呼びかけにもすんなりと反応しやすいです。
しかし、
◉ドッグラン
◉河原
◉公園
といった場所では、
▲人
▲犬
▲車
▲自転車
▲野良猫
▲聞き慣れていない音
▲嗅ぎ慣れていない臭い
等々、様々な刺激があるので、慣れた静かな場所に比べると、愛犬の集中力も低下しがちです。
また、
◉他所の人にかわいがってもらう
◉他所の犬と遊ぶのが好き
という性格の子の場合、
《「おいで」をすること》
で得られるメリット(飼い主にオヤツをもらう・ほめてもらう、etc)よりも
《人にかわいがってもらう》
《犬と遊ぶ》
ことによって得られるメリット(走り回ること、普段会えない人に触ってもらうこと、etc)の方が勝ってしまうことも考えられます。
このような、愛犬にとってハードルが高い状況で「おいで」を素直に実行してもらうためには、
◉家の中に知り合い(人・犬)がいる状況でやってみる
◉飼い主と愛犬以外は誰もいない公園でやってみる
というように、少しずつハードル(難易度)を上げてステップアップしていくことが有効です。
しつけ方法がワンパターンで飽きちゃってるかも?
一回や二回の練習では学習は定着しません。
「おいで」のしつけも、上記のようなステップアップを意識して、様々な状況で繰り返し練習することが大切です。
繰り返し練習するといっても、同じことを何度も繰り返すとワンパターンになってしまい、集中力やモチベーションの低下・欠如を招いてしまうこともあります。
そうなると、
◉ほめてあげても、あまり喜ばない
◉他のことが気になる
◉「おいで」を聞いても反応しなくなる
という行動を愛犬が示すようになったりします。
飼い主さんの方も、
「なんでうまくいかないんだろう…」
「言うことを聞いてくれない…」
と、しつけに対する意欲やモチベーションの低下につながってしまうことも考えられます。
そんな集中力・意欲の低下を防ぐためには、ワンパターンにならないような工夫をしてあげることが大切です。
「おいで」のしつけも、上記のようなステップアップを意識して、様々な状況で繰り返し練習することが大切です。
繰り返し練習するといっても、同じことを何度も繰り返すとワンパターンになってしまい、集中力やモチベーションの低下・欠如を招いてしまうこともあります。
そうなると、
◉ほめてあげても、あまり喜ばない
◉他のことが気になる
◉「おいで」を聞いても反応しなくなる
という行動を愛犬が示すようになったりします。
飼い主さんの方も、
「なんでうまくいかないんだろう…」
「言うことを聞いてくれない…」
と、しつけに対する意欲やモチベーションの低下につながってしまうことも考えられます。
そんな集中力・意欲の低下を防ぐためには、ワンパターンにならないような工夫をしてあげることが大切です。
おいでのしつけに《かくれんぼ(探すこと)》を取り入れてあげれば、楽しさアップ
僕が飼い主さんとのレッスンでよく取り入れるのが、
《かくれんぼ》
です。
犬は人と暮らすようになる以前の野生時代には、原野や森林を歩き回って獲物を探し回ることで、生きる糧を得ていました。
そういった
《探すことが中心の生活》
の中で、
◦嗅覚
◦聴覚
◦視覚
といった優れた感覚器官が研ぎ澄まされていったと思われます。
逆にいうと、それに近い状況を与えてあげれば、犬が本来持っている能力を活性化にもつながることが期待できます。
本来の能力を活性化させてあげることは、
★集中力の持続
★モチベーションの向上
★生きがいを感じる
といった効果も期待できます。
《かくれんぼ》
です。
犬は人と暮らすようになる以前の野生時代には、原野や森林を歩き回って獲物を探し回ることで、生きる糧を得ていました。
そういった
《探すことが中心の生活》
の中で、
◦嗅覚
◦聴覚
◦視覚
といった優れた感覚器官が研ぎ澄まされていったと思われます。
逆にいうと、それに近い状況を与えてあげれば、犬が本来持っている能力を活性化にもつながることが期待できます。
本来の能力を活性化させてあげることは、
★集中力の持続
★モチベーションの向上
★生きがいを感じる
といった効果も期待できます。
扉の陰に隠れたり、見えない場所から呼んだり
かくれんぼを取り入れたしつけの様子を動画でご紹介します。
動画①…「おいで」に反応して行けば、良いことがある(ほめてもらる・オヤツをもらえる)を学習
動画②…隣の部屋に続く戸の陰に隠れて呼ぶ(まだ完全には、姿は隠さない)
動画③…完全に姿が見えない場所から呼んであげる
となります
↓
動画①…「おいで」に反応して行けば、良いことがある(ほめてもらる・オヤツをもらえる)を学習
動画②…隣の部屋に続く戸の陰に隠れて呼ぶ(まだ完全には、姿は隠さない)
動画③…完全に姿が見えない場所から呼んであげる
となります
↓
少しずつステップアップ、がしつけのポイント
かくれんぼを取り入れるといっても、はじめから完全に隠れてしまうと、難易度が高すぎてしまいます。
①「おいで」に反応して行けば、良いことがある(ほめてもらる・オヤツをもらえる)を学習
↓
②隣の部屋に続く戸の陰に隠れて呼ぶ(まだ完全には、姿は隠さない)
↓
③完全に姿が見えない場所から呼んであげる
と、少しずつステップアップ(段階的に難易度を上げていく)しながら、かくれんぼの要素を取り入れていくことが大切なポイントです。
①「おいで」に反応して行けば、良いことがある(ほめてもらる・オヤツをもらえる)を学習
↓
②隣の部屋に続く戸の陰に隠れて呼ぶ(まだ完全には、姿は隠さない)
↓
③完全に姿が見えない場所から呼んであげる
と、少しずつステップアップ(段階的に難易度を上げていく)しながら、かくれんぼの要素を取り入れていくことが大切なポイントです。
愛犬と一緒に楽しむことが、しつけ継続の秘訣?
愛犬のしつけというと、
《日々地道にコツコツと取り組むもの》
というイメージがあるかもしれません。
確かにそれは不可欠な要素ではあります。
だからと言って、
「お勉強をさせてあげなきゃ」
といった感じで真面目になり過ぎても、続かなくなってしまうこともあるかもしれません。
幼い子どもの頃には、誰しもかくれんぼで遊んだ楽しい記憶があるのではないでしょうか。
大人になってからそういった遊びをすることは、愛犬が楽しいだけではなく、飼い主さん自身も童心に帰って心身のリフレッシュになるような効果も期待できると思います。
そんな楽しい時間を共有することも、愛犬と一緒にしつけに取り組むことが続くためには、大切なことだと思います。
《日々地道にコツコツと取り組むもの》
というイメージがあるかもしれません。
確かにそれは不可欠な要素ではあります。
だからと言って、
「お勉強をさせてあげなきゃ」
といった感じで真面目になり過ぎても、続かなくなってしまうこともあるかもしれません。
幼い子どもの頃には、誰しもかくれんぼで遊んだ楽しい記憶があるのではないでしょうか。
大人になってからそういった遊びをすることは、愛犬が楽しいだけではなく、飼い主さん自身も童心に帰って心身のリフレッシュになるような効果も期待できると思います。
そんな楽しい時間を共有することも、愛犬と一緒にしつけに取り組むことが続くためには、大切なことだと思います。
ご質問やご相談をお寄せください
「うちの子の悩みも聞いて欲しい」
「こんな場合はどうしたら良いの?」
等々、質問したいことや相談したいことはありませんか?
佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
「こんなこと聞いても良いの?」
というささいなことでも構いません。
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「こんな場合はどうしたら良いの?」
等々、質問したいことや相談したいことはありませんか?
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「こんなこと聞いても良いの?」
というささいなことでも構いません。
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