最近では犬用の様々な洋服が売られています。
ペットショップなどに行くと、色々な素材・デザインの服が売られていて、「どの服がうちの子に似合うかな?」と悩みながら選ぶのも、楽しいことかもしれません。
そんな犬用の洋服に関して、
「冬になったらうちの子にも洋服を着せてあげた方が良いですか?」
という相談を飼い主さんから受ける機会が多くなります。
そこでこの記事では、寒さ対策として愛犬に洋服を着せてあげる必要があるのか?無いのか?必要があるとしたら、どんな場合か? といったことについて、見解を述べたいと思います。
昔から犬は『寒さに強い動物』の代名詞
「犬は喜び庭駆け回り」
と童謡でも歌われているように、犬は寒さに強い動物の代名詞でした。
しかし最近は、寒い季節になると洋服を着せてもらってお散歩やお出かけをしている愛犬をよく見かけます。
寒くなるにつれて飼い主さんが厚着になるので、愛犬にも寒くないように洋服を着せてあげたくなる気持ちも、分かります。
しかし、寒さに強いと言われてきていた犬に、防寒のための洋服を着せてあげる必要性はあるのでしょうか。
ドッグトレーナーである私個人の意見としては、
《洋服を着せてあげる必要性が低い》
《洋服を着せてあげる必要性が高い》
の両方があると思います。
以下で詳しくお話ししていきたいと思います。
と童謡でも歌われているように、犬は寒さに強い動物の代名詞でした。
しかし最近は、寒い季節になると洋服を着せてもらってお散歩やお出かけをしている愛犬をよく見かけます。
寒くなるにつれて飼い主さんが厚着になるので、愛犬にも寒くないように洋服を着せてあげたくなる気持ちも、分かります。
しかし、寒さに強いと言われてきていた犬に、防寒のための洋服を着せてあげる必要性はあるのでしょうか。
ドッグトレーナーである私個人の意見としては、
《洋服を着せてあげる必要性が低い》
《洋服を着せてあげる必要性が高い》
の両方があると思います。
以下で詳しくお話ししていきたいと思います。
こんな愛犬は防寒のために洋服を着る必要性は低い
☆若くて健康
☆活動量が多い(元気に歩ける)
☆体毛がしっかり生えている
☆中型犬(柴犬・ウェルシュ・コーギー、等)以上の大きさ
このような条件に当てはまる子は、基本的には防寒としての洋服の必要性は低いといえます。
年齢が若くて健康な子は、代謝が活発で体温維持の能力もしっかりしています。
少々寒くても元気に歩ける子は運動により自ら熱を作り出すことが出来ます。
体毛がしっかりと生えている子は、毛皮のコートを着ているのと同じです。
体格がしっかりとしている中型犬や大型犬も、気温が下がっても体温を維持する能力が高いです。
このような条件に当てはまる愛犬には、防寒のために洋服を着せてあげる必要性は低いと思います。
また、上記の条件に当てはまらなくても、洋服の必要性が低い場合は多いです。
例えばラブラドールレトリーバーは体毛が短いので寒がりだと思われがちです。
しかし体毛が短い割には密集していて、身体が大きく活発に歩くことが出来る子であれば、体温維持能力もしっかりとしています。もともとはカナダが出身国なので寒さへの耐性は高く、洋服の必要性は低いです。
◎柴犬
◎甲斐犬
◎秋田犬
といった日本犬も体毛が密集しているので、洋服を着せてあげる必要性は低いといえます。
☆活動量が多い(元気に歩ける)
☆体毛がしっかり生えている
☆中型犬(柴犬・ウェルシュ・コーギー、等)以上の大きさ
このような条件に当てはまる子は、基本的には防寒としての洋服の必要性は低いといえます。
年齢が若くて健康な子は、代謝が活発で体温維持の能力もしっかりしています。
少々寒くても元気に歩ける子は運動により自ら熱を作り出すことが出来ます。
体毛がしっかりと生えている子は、毛皮のコートを着ているのと同じです。
体格がしっかりとしている中型犬や大型犬も、気温が下がっても体温を維持する能力が高いです。
このような条件に当てはまる愛犬には、防寒のために洋服を着せてあげる必要性は低いと思います。
また、上記の条件に当てはまらなくても、洋服の必要性が低い場合は多いです。
例えばラブラドールレトリーバーは体毛が短いので寒がりだと思われがちです。
しかし体毛が短い割には密集していて、身体が大きく活発に歩くことが出来る子であれば、体温維持能力もしっかりとしています。もともとはカナダが出身国なので寒さへの耐性は高く、洋服の必要性は低いです。
◎柴犬
◎甲斐犬
◎秋田犬
といった日本犬も体毛が密集しているので、洋服を着せてあげる必要性は低いといえます。
こんな愛犬には防寒用の服を着せてあげた方が良い場合も
◇高齢
◇小型犬(身体が小さい)
◇活動量が少ない
◇体毛が短い
このような条件に当てはまる愛犬は、防寒として洋服を着せてあげる必要性が高いといえます。
高齢になると活動量や代謝が若い頃に比べると落ちてくるので、体温維持能力も徐々に低下していきます。
小型犬は大型犬に比べて身体が小さいので、体温維持能力に劣る傾向があります。
(大きなバケツに入れたお湯よりも、コーヒーコップに入れたお湯の方が冷めるのが早い、と同じ原理)
関節が悪くてあまり歩けない、もともと活発に動き回る性格ではない、という子も、元気に動き回る子に比べると寒さに弱い傾向にあります。
◎ミニチュアピンシャー
◎イタリアングレーハウンド
◎ミニチュアダックスフンド(スムースタイプ)
といった体毛が短い犬種も、体毛が長い犬種に比べると寒さに弱い傾向にあります。
このような条件に当てはまる愛犬には、気温が低下するにつれて防寒のために洋服を着せてあげる必要性が高いといえます。
ちなみに、何歳以上が高齢犬か?については、
◆犬種
◆身体の大きさ
◆健康状態
等の様々な要素が影響するので、一律に
「〇〇歳以上は高齢犬」
とは言いにくいです。
同じ10歳でも、元気に走り回る子もいれば、とぼとぼした足取りになってしまう子もいます。
散歩時の歩く様子、等、の観察を通して愛犬の身体状態の変化を把握すること、変化に合わせて対応してあげること、が大切です。
◇小型犬(身体が小さい)
◇活動量が少ない
◇体毛が短い
このような条件に当てはまる愛犬は、防寒として洋服を着せてあげる必要性が高いといえます。
高齢になると活動量や代謝が若い頃に比べると落ちてくるので、体温維持能力も徐々に低下していきます。
小型犬は大型犬に比べて身体が小さいので、体温維持能力に劣る傾向があります。
(大きなバケツに入れたお湯よりも、コーヒーコップに入れたお湯の方が冷めるのが早い、と同じ原理)
関節が悪くてあまり歩けない、もともと活発に動き回る性格ではない、という子も、元気に動き回る子に比べると寒さに弱い傾向にあります。
◎ミニチュアピンシャー
◎イタリアングレーハウンド
◎ミニチュアダックスフンド(スムースタイプ)
といった体毛が短い犬種も、体毛が長い犬種に比べると寒さに弱い傾向にあります。
このような条件に当てはまる愛犬には、気温が低下するにつれて防寒のために洋服を着せてあげる必要性が高いといえます。
ちなみに、何歳以上が高齢犬か?については、
◆犬種
◆身体の大きさ
◆健康状態
等の様々な要素が影響するので、一律に
「〇〇歳以上は高齢犬」
とは言いにくいです。
同じ10歳でも、元気に走り回る子もいれば、とぼとぼした足取りになってしまう子もいます。
散歩時の歩く様子、等、の観察を通して愛犬の身体状態の変化を把握すること、変化に合わせて対応してあげること、が大切です。
小型犬でも、毛が短くても、寒さがへっちゃらな子もいる
《洋服を着せてあげる必要性が高い》
の条件に当てはまるような子であっても、寒さに強い子はいます。
例えば毛が短くて体も比較的小さいフレンチブルドッグやパグといった犬種でも、早朝の寒さの中を元気はつらつと歩き回る子もいます。
逆に、ゴールデンレトリーバーのように毛が多い大型犬の若い子でも、寒くて震えてしまう子もいます。
天候や気温の変化で、愛犬がどのようなふるまいを見せるかを見たうえで、洋服を着せてあげるかどうかを決めると良いでしょう。
の条件に当てはまるような子であっても、寒さに強い子はいます。
例えば毛が短くて体も比較的小さいフレンチブルドッグやパグといった犬種でも、早朝の寒さの中を元気はつらつと歩き回る子もいます。
逆に、ゴールデンレトリーバーのように毛が多い大型犬の若い子でも、寒くて震えてしまう子もいます。
天候や気温の変化で、愛犬がどのようなふるまいを見せるかを見たうえで、洋服を着せてあげるかどうかを決めると良いでしょう。
他所の犬は着ているのにうちの子だけ着てないのはかわいそう…?
飼い主さんから聞く言葉で意外と多いのが
「他所の犬が洋服を着ているのに、うちの子だけ着ていないのは、かわいそう」
というものです。
他の犬が暖かそうな服を着せてもらっているのに、自分の愛犬だけが着ていないのを見ると、かわいそうだったり、寒そうに見えてしまったり、不憫に感じてしまったり、するかもしれません。
実際、私からすると
「この子は(少なくとも今は)、防寒用の服を着る必要は無いなぁ」
と思う子でも、上記のような理由から洋服を着せてあげている飼い主さんもいます。
そのような時は、先に挙げた
《洋服を着る必要性が低い条件》
をお話しします。
ただ、自分の愛犬だけ洋服を着ていないことで、飼い主さん自身が、引け目や負い目を感じながら散歩をすることは、ストレスになるかもしれません。
愛犬に他の子と同じように洋服を着せてあげることで、飼い主さん自身が引け目や負い目を感じずに散歩を楽しめるようになるのであれば、着せてあげても良いと思います。
「他所の犬が洋服を着ているのに、うちの子だけ着ていないのは、かわいそう」
というものです。
他の犬が暖かそうな服を着せてもらっているのに、自分の愛犬だけが着ていないのを見ると、かわいそうだったり、寒そうに見えてしまったり、不憫に感じてしまったり、するかもしれません。
実際、私からすると
「この子は(少なくとも今は)、防寒用の服を着る必要は無いなぁ」
と思う子でも、上記のような理由から洋服を着せてあげている飼い主さんもいます。
そのような時は、先に挙げた
《洋服を着る必要性が低い条件》
をお話しします。
ただ、自分の愛犬だけ洋服を着ていないことで、飼い主さん自身が、引け目や負い目を感じながら散歩をすることは、ストレスになるかもしれません。
愛犬に他の子と同じように洋服を着せてあげることで、飼い主さん自身が引け目や負い目を感じずに散歩を楽しめるようになるのであれば、着せてあげても良いと思います。
寒い中でも飼い主と愛犬が気持ち良く過ごているか?が大切
色々とお話ししましたが、愛犬に防寒用の洋服を着せてあげるかどうかは、結局は飼い主さんが決めることです。
洋服を着ていなくても、愛犬が寒さを意に介せずに元気に楽しそうにしているのであれば、着せてあげる必要は無いでしょう。
ブルブル震えている愛犬が、洋服を着ることでその震えが止まるのであれば、着せてあげた方が良いでしょう。
愛犬に洋服を着せてあげることで飼い主さんの気持ちが安らぐのであれば、着せてあげればよいでしょう。
寒い中でお互いが気持ち良く過ごすにはどうしたら良いか?の観点から、愛犬に洋服を着せてあげるかあげないかを決めると良いと思います。
洋服を着ていなくても、愛犬が寒さを意に介せずに元気に楽しそうにしているのであれば、着せてあげる必要は無いでしょう。
ブルブル震えている愛犬が、洋服を着ることでその震えが止まるのであれば、着せてあげた方が良いでしょう。
愛犬に洋服を着せてあげることで飼い主さんの気持ちが安らぐのであれば、着せてあげればよいでしょう。
寒い中でお互いが気持ち良く過ごすにはどうしたら良いか?の観点から、愛犬に洋服を着せてあげるかあげないかを決めると良いと思います。
ご質問やご相談をお寄せください
「うちの子の悩みも聞いて欲しい」
「こんな場合はどうしたら良いの?」
等々、質問したいことや相談したいことはありませんか?
佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
「こんなこと聞いても良いの?」
というささいなことでも構いません。
メールでの相談は無料ですので、お問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。
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