愛犬がテーブルの脚やカーペットをかじって壊しちゃう…
そんなことで悩んでいる飼い主さんに、愛犬の破壊行動を防止するためのしつけ方法についてお話しします。(動画あり)
愛犬の破壊行動…大型犬だと被害も大きい💦
愛犬生活をしていてよくある悩みに、
◉壁をかじって壁紙をはがす
◉テーブルや椅子の足をかじる
◉カーペットやソファーをボロボロにする
といった、いわゆる
《破壊行動(行為)》
にまつわるものがあります。
実際に飼い主さんとお話をしていて、
「壁に穴が開いた…」
「テーブルの足がかじられて細くなっちゃった…」
「新しいカーペットを敷いてもすぐにボロボロにされちゃう…」
といった嘆きを聞くことがよくあります。
こうした破壊行動は、若くて元気な子によく見られる行動です。
◦ウェルシュコーギー
◦柴犬
◦トイプードル
等の小型犬・中型犬から
◦ゴールデンレトリーバー
◦ラブラドールレトリーバー
◦ゴールデンドゥードゥル
◦バーニーズマウンテンドッグ
といった大型犬まで、幅広く見受けられますが、大型犬の場合は身体が大きく噛む力も強いので、被害はより深刻なものになる傾向があります。
この記事では、多くの飼い主さんを悩ませているであろう破壊行動を防止するしつけ方法についてお話したいと思います。
◉壁をかじって壁紙をはがす
◉テーブルや椅子の足をかじる
◉カーペットやソファーをボロボロにする
といった、いわゆる
《破壊行動(行為)》
にまつわるものがあります。
実際に飼い主さんとお話をしていて、
「壁に穴が開いた…」
「テーブルの足がかじられて細くなっちゃった…」
「新しいカーペットを敷いてもすぐにボロボロにされちゃう…」
といった嘆きを聞くことがよくあります。
こうした破壊行動は、若くて元気な子によく見られる行動です。
◦ウェルシュコーギー
◦柴犬
◦トイプードル
等の小型犬・中型犬から
◦ゴールデンレトリーバー
◦ラブラドールレトリーバー
◦ゴールデンドゥードゥル
◦バーニーズマウンテンドッグ
といった大型犬まで、幅広く見受けられますが、大型犬の場合は身体が大きく噛む力も強いので、被害はより深刻なものになる傾向があります。
この記事では、多くの飼い主さんを悩ませているであろう破壊行動を防止するしつけ方法についてお話したいと思います。
なぜ犬は「破壊行動」に走るのか?
まずは、犬がなぜ色々な物を破壊するのか、について考えてみましょう。
改善につながるヒントが隠されているかもしれません。
改善につながるヒントが隠されているかもしれません。
ストレス解消になっている
まず考えられるのが、
《物を破壊することがストレス解消になっている》
ということです。
若くて元気な子は、どうしてもエネルギーを持てあまし気味です。
散歩や飼い主さんとの遊びだけでは、運動欲求を発散(満足)させてあげることが難しかったりします。
持て余しているエネルギーを、
◉テーブルや椅子の足
◉カーペット
◉飼い主さんの服
といった手近な物を破壊することで、発散させている可能性が高いです。
《物を破壊することがストレス解消になっている》
ということです。
若くて元気な子は、どうしてもエネルギーを持てあまし気味です。
散歩や飼い主さんとの遊びだけでは、運動欲求を発散(満足)させてあげることが難しかったりします。
持て余しているエネルギーを、
◉テーブルや椅子の足
◉カーペット
◉飼い主さんの服
といった手近な物を破壊することで、発散させている可能性が高いです。
野生の血が騒ぐ⁉
野生時代には獲物を捕らえて食べる生活(捕食生活)をしていた犬には、
■肉を歯で引き裂く
■骨を嚙み砕く
という捕食行動に快感を覚える本能が残されていると考えられます。
▲柔らかい物(カーペット,etc…)を引き裂く
▲固い物(テーブルの足,etc…)をガリガリかじる
という行動をすることで、上記の捕食行動と同じような快感を味わっているとも考えられます。
愛くるしい現代の犬の姿を見ると、
「野生が残っている」
と言われてもピンとこないかもしれません。
しかし、人と暮らし始めてからの時間(家畜化以降)よりも、野生時代(オオカミから分化する以前)の方がはるかに長い(※)ことを考えると、それほど不思議なことではないといえるでしょう。
※参考文献:アダム・ミクロシ(著) 薮田慎司(監訳) 「イヌの動物行動学 行動、進化、認知」 東海大学出版 2014
■肉を歯で引き裂く
■骨を嚙み砕く
という捕食行動に快感を覚える本能が残されていると考えられます。
▲柔らかい物(カーペット,etc…)を引き裂く
▲固い物(テーブルの足,etc…)をガリガリかじる
という行動をすることで、上記の捕食行動と同じような快感を味わっているとも考えられます。
愛くるしい現代の犬の姿を見ると、
「野生が残っている」
と言われてもピンとこないかもしれません。
しかし、人と暮らし始めてからの時間(家畜化以降)よりも、野生時代(オオカミから分化する以前)の方がはるかに長い(※)ことを考えると、それほど不思議なことではないといえるでしょう。
※参考文献:アダム・ミクロシ(著) 薮田慎司(監訳) 「イヌの動物行動学 行動、進化、認知」 東海大学出版 2014
飼い主さんのリアクション(反応)が面白い⁉
愛犬が家具や物を破壊しているところを見た飼い主さんは、
◉大きな声を出して叱る
◉物を取り上げようとする
◉駆け寄って止めようとする
という行動を取ることが多いのではないでしょうか。
実は、このような飼い主さんが見せるリアクション(反応)が、かえって愛犬の破壊行動を助長しているかもしれません。
破壊行動をしてしまうのは、若くて元気な子が多いです。
そのような子は、大概が遊び好きです。
そんな子にとっては、上記のような飼い主さんの行動が、
「相手をしてくれる!」
「一緒になって遊んでくれる!」
と感じられる可能性があります。
飼い主さんは叱ったり止めたりしているつもりが、愛犬にとっては
『楽しい運動会』
になってしまっては、全くの逆効果です。
◉大きな声を出して叱る
◉物を取り上げようとする
◉駆け寄って止めようとする
という行動を取ることが多いのではないでしょうか。
実は、このような飼い主さんが見せるリアクション(反応)が、かえって愛犬の破壊行動を助長しているかもしれません。
破壊行動をしてしまうのは、若くて元気な子が多いです。
そのような子は、大概が遊び好きです。
そんな子にとっては、上記のような飼い主さんの行動が、
「相手をしてくれる!」
「一緒になって遊んでくれる!」
と感じられる可能性があります。
飼い主さんは叱ったり止めたりしているつもりが、愛犬にとっては
『楽しい運動会』
になってしまっては、全くの逆効果です。
破壊行動を防ぐしつけ方法とは?
それでは、愛犬の破壊行動を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
有効と思われる方法を提案したいと思います。
有効と思われる方法を提案したいと思います。
破壊対象に近づけないようにする
まず考えられるのが、テーブルや椅子といった
《破壊対象に愛犬が近づけないようにする》
ということです。
◉サークルを設置して愛犬の行動範囲を制限する
◉破壊対象自体をサークルで囲う
といった方法が考えられます。
《破壊対象に愛犬が近づけないようにする》
ということです。
◉サークルを設置して愛犬の行動範囲を制限する
◉破壊対象自体をサークルで囲う
といった方法が考えられます。
散歩や遊びの時間を増やす
破壊欲求も運動欲求の一種だと考えると、
◉散歩の時間や距離を伸ばす
◉オモチャで遊ぶ時間を増やす
といったことで愛犬の運動欲求を満たしてあげることも、破壊行動防止の効果が期待できます。
◉散歩の時間や距離を伸ばす
◉オモチャで遊ぶ時間を増やす
といったことで愛犬の運動欲求を満たしてあげることも、破壊行動防止の効果が期待できます。
「引き裂きたい!」「破壊したい!」を思い切りさせてあげる時間を作る
上記二つの方法(破壊対象に近づけない・運動や遊びの時間を増やす)に加えて提案したいのが、
《安全な物を思い切り破壊させてあげる》
という方法です。
「引き裂きたい!」
「噛み砕きたい!」
という破壊衝動ともいえるものは、
◉運動欲求(遊びたい、走り回りたい)
◉食欲(食べたい、お腹がすいた)
といったものと同じように、犬が生まれながらにして持っている欲求です。
我慢させたり止めようとしても、難しいのは当然ともいえます。
だとしたら、健全・安全な形(飼い主に被害が及ばない・愛犬に怪我の危険がない)でその欲求を発散させてあげることが、破壊行動の防止につながると考えます。
《安全な物を思い切り破壊させてあげる》
という方法です。
「引き裂きたい!」
「噛み砕きたい!」
という破壊衝動ともいえるものは、
◉運動欲求(遊びたい、走り回りたい)
◉食欲(食べたい、お腹がすいた)
といったものと同じように、犬が生まれながらにして持っている欲求です。
我慢させたり止めようとしても、難しいのは当然ともいえます。
だとしたら、健全・安全な形(飼い主に被害が及ばない・愛犬に怪我の危険がない)でその欲求を発散させてあげることが、破壊行動の防止につながると考えます。
「オヤツを隠した段ボール」を破壊させてあげる(動画)
三つの方法にセットで取り組めば、効果も上がる⁉
ご紹介した
《破壊対象に近づけない》
《運動・遊びの時間を増やす》
《思い切り破壊させてあげる時間を作る》
の三つの方法は、それぞれが別のものと考えるのではなく、セットで考えると良いでしょう。
例えば、
《破壊対象に近づけない》
だけに取り組んでも、愛犬は新たな破壊対象を見つけてしまって、イタチごっこのようになってしまう可能性があります。
運動欲求・破壊欲求を発散させてあげることに同時並行的に取り組むことで、破壊行動防止の効果が高まることが期待できます。
《破壊対象に近づけない》
《運動・遊びの時間を増やす》
《思い切り破壊させてあげる時間を作る》
の三つの方法は、それぞれが別のものと考えるのではなく、セットで考えると良いでしょう。
例えば、
《破壊対象に近づけない》
だけに取り組んでも、愛犬は新たな破壊対象を見つけてしまって、イタチごっこのようになってしまう可能性があります。
運動欲求・破壊欲求を発散させてあげることに同時並行的に取り組むことで、破壊行動防止の効果が高まることが期待できます。
まとめ
破壊行動も含め、飼い主さんを困らせるいわゆる
【問題行動】
と言われる行動を改善するためのしつけに取り組む場合、多くの飼い主さんが
◉その行動をさせない
◉どうにかして抑え込もうとする
という方向に考えがちだと感じます。
しかし記事の中でも申し上げたように、問題行動は
《犬が本来(生まれながらにして)持っている欲求》
が根底にあることが多いです。
健全・安全な形で愛犬の運動欲求を満たしてあげることで、破壊行動の防止・予防につながることが期待できるでしょう。
【問題行動】
と言われる行動を改善するためのしつけに取り組む場合、多くの飼い主さんが
◉その行動をさせない
◉どうにかして抑え込もうとする
という方向に考えがちだと感じます。
しかし記事の中でも申し上げたように、問題行動は
《犬が本来(生まれながらにして)持っている欲求》
が根底にあることが多いです。
健全・安全な形で愛犬の運動欲求を満たしてあげることで、破壊行動の防止・予防につながることが期待できるでしょう。
ご質問やご相談をお寄せください
「うちの子の悩みも聞いて欲しい」
「こんな場合はどうしたら良いの?」
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佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
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