明るくて元気な子犬や若犬(特に大型犬)と一緒に暮らしていて、お散歩で引っ張られたりして大変な思いをしている飼い主さんも多いと思います。
今回はそんな飼い主さんに向けて、明るく元気な性格な子犬に「ツイテ」(並んで一緒に歩く)のしつけに取り組む際の注意点について、お話ししたいと思います(参考動画あり)。
「ツイテ」って何?
「ツイテ」とは、
《人の顔を見ながら横を並んで歩いて欲しい》
時に使用するコマンドの一つです。
「お座り」
を言ったらその場で座ってくれるように、
「ツケ」
の声かけをすることで
◦人の顔を見ながら歩く
◦歩調を合わせて歩く
ということをしてくれるように、愛犬に教えていきます。
同じ意味合いを持つコマンドには他にも
「ツケ」
「アトヘ」
「ヒール」
等々があります。本稿では混乱を避けるために「ツイテ」に統一しますが、飼い主さんにとって言いやすい言葉を選ぶと良いと思います。
《人の顔を見ながら横を並んで歩いて欲しい》
時に使用するコマンドの一つです。
「お座り」
を言ったらその場で座ってくれるように、
「ツケ」
の声かけをすることで
◦人の顔を見ながら歩く
◦歩調を合わせて歩く
ということをしてくれるように、愛犬に教えていきます。
同じ意味合いを持つコマンドには他にも
「ツケ」
「アトヘ」
「ヒール」
等々があります。本稿では混乱を避けるために「ツイテ」に統一しますが、飼い主さんにとって言いやすい言葉を選ぶと良いと思います。
「ツイテ」を教えてあげたい理由とは
お散歩の時に落ち着いて一緒に歩いて欲しくて、愛犬に「ツイテ」(人を見ながら一緒に並んで歩くこと)を教えたい飼い主さんも多いと思います。
特に、
◦ゴールデンレトリーバー
◦ラブラドールレトリーバー
◦ゴールデンドゥードゥル
◦バーニーズマウンテンドッグ
◦ジャーマンシェパード
といった大型犬の場合は力も強いので、飼い主さんが引っ張られると散歩が大変になってしまうので、切実でしょう。
お散歩は愛犬が歩ける限りは続く習慣なので、一緒に楽しく歩くことは若いうちから教えてあげたいものです。
そこで今回は、特に若い幼犬の子の場合にフォーカスを当てて、「ツイテ」を教えてあげる時のコツや注意点についてお話したいと思います。
キーワードは
【褒めすぎに注意!】
です
※並んで一緒に歩くコマンドには他にも「ツケ」「アトヘ」「ヒール」等々がありますが、本稿では混乱を避けるために「ツイテ」に統一します
特に、
◦ゴールデンレトリーバー
◦ラブラドールレトリーバー
◦ゴールデンドゥードゥル
◦バーニーズマウンテンドッグ
◦ジャーマンシェパード
といった大型犬の場合は力も強いので、飼い主さんが引っ張られると散歩が大変になってしまうので、切実でしょう。
お散歩は愛犬が歩ける限りは続く習慣なので、一緒に楽しく歩くことは若いうちから教えてあげたいものです。
そこで今回は、特に若い幼犬の子の場合にフォーカスを当てて、「ツイテ」を教えてあげる時のコツや注意点についてお話したいと思います。
キーワードは
【褒めすぎに注意!】
です
※並んで一緒に歩くコマンドには他にも「ツケ」「アトヘ」「ヒール」等々がありますが、本稿では混乱を避けるために「ツイテ」に統一します
「人の顔を見て歩けば良いことがある」がツイテの基本
「ツイテ」を愛犬に教えてあげる時の基本は、
歩きながら「ツイテ」の声かけ
↓
声に反応して顔を見る
↓
褒めてあげるorオヤツをあげる
(良いことがある)
を繰り返して、
《人(飼い主)の顔を見ながら歩けば良いことがある》
と学習させてあげることです。
歩きながら飼い主さんの顔を見ようと思ったら、愛犬の位置は自然と飼い主さんの横並びの関係になります。
逆に言うと、グイグイ引っ張って前に進みながら、リードを持つ飼い主さんの顔を見ることは困難です。
お互いに顔を見ながら歩くことが、並んで一緒に歩くことにつながります。
特に教え始めの初歩段階では、愛犬が声かけに反応して顔を見てくれた時を逃さずに、褒めてあげたり、オヤツをあげることが大切です。
歩きながら「ツイテ」の声かけ
↓
声に反応して顔を見る
↓
褒めてあげるorオヤツをあげる
(良いことがある)
を繰り返して、
《人(飼い主)の顔を見ながら歩けば良いことがある》
と学習させてあげることです。
歩きながら飼い主さんの顔を見ようと思ったら、愛犬の位置は自然と飼い主さんの横並びの関係になります。
逆に言うと、グイグイ引っ張って前に進みながら、リードを持つ飼い主さんの顔を見ることは困難です。
お互いに顔を見ながら歩くことが、並んで一緒に歩くことにつながります。
特に教え始めの初歩段階では、愛犬が声かけに反応して顔を見てくれた時を逃さずに、褒めてあげたり、オヤツをあげることが大切です。
子犬や明るい性格の子は、褒められると嬉しさが爆発する場合も
褒めてあげることはとても大切なのですが、愛犬の年齢や性格によっては、褒め方に気をつけた方が良い場合もあります。
特に、
◦元気な子犬
◦遊びが好き
◦人にかまってもらうことが好き
という子は注意が必要なことが多いです。
こういった子は
◦「おりこう」「よしよし」と明るく声をかける
◦なでる・触る
といったことをしてもらうと、とても喜んでくれます。
喜んでくれるのは良いのですが、中には嬉しくなり過ぎて、
◦ダッシュしちゃう
◦飼い主にとびつく
◦なでてくれた手にじゃれて噛む
といった、『嬉しさ爆発行動』ともいえる行動に走ってしまう子もいます。
そうなると、『ツイテ』を覚えてもらうどころではなくなってしまいます。
そんな、すぐに嬉しさが爆発してしまう子に
《人の顔を見ながら歩けば良いことがある》
を落ち着いて学習してもらうためには、どうしたら良いでしょうか。
特に、
◦元気な子犬
◦遊びが好き
◦人にかまってもらうことが好き
という子は注意が必要なことが多いです。
こういった子は
◦「おりこう」「よしよし」と明るく声をかける
◦なでる・触る
といったことをしてもらうと、とても喜んでくれます。
喜んでくれるのは良いのですが、中には嬉しくなり過ぎて、
◦ダッシュしちゃう
◦飼い主にとびつく
◦なでてくれた手にじゃれて噛む
といった、『嬉しさ爆発行動』ともいえる行動に走ってしまう子もいます。
そうなると、『ツイテ』を覚えてもらうどころではなくなってしまいます。
そんな、すぐに嬉しさが爆発してしまう子に
《人の顔を見ながら歩けば良いことがある》
を落ち着いて学習してもらうためには、どうしたら良いでしょうか。
「オヤツをこまめにあげる」を重視、褒めるのは控えめに
褒めてもらうとすぐに嬉しさ爆発してしまう明るい子には、
《オヤツをこまめにあげる》
ことを重視した方が、効果的な場合もあります。
「次のオヤツが欲しい」
という意識が働くことで集中力が増し、結果的に落ち着いて歩いてくれることが期待できます。
文章では伝わりにくいと思うので、参考動画のご紹介。
◦1番目の投稿動画…褒められて嬉しさ爆発
◦2番目の投稿動画…オヤツをこまめにあげて集中&落ち着いて歩く
となります
↓
ちなみにオヤツをあげる際は、指先大に小さくしたものを、ポケットや腰から下げるタイプのポーチに多めに用意すると、練習がしやすいと思います。
《オヤツをこまめにあげる》
ことを重視した方が、効果的な場合もあります。
「次のオヤツが欲しい」
という意識が働くことで集中力が増し、結果的に落ち着いて歩いてくれることが期待できます。
文章では伝わりにくいと思うので、参考動画のご紹介。
◦1番目の投稿動画…褒められて嬉しさ爆発
◦2番目の投稿動画…オヤツをこまめにあげて集中&落ち着いて歩く
となります
↓
ちなみにオヤツをあげる際は、指先大に小さくしたものを、ポケットや腰から下げるタイプのポーチに多めに用意すると、練習がしやすいと思います。
「ツイテ」のしつけの注意点
ここまで、明るく元気な性格の子を対象にツイテの効果的な練習方法についてお話してきましたが、気をつけてもらいたい点もいくつかあります。
安全な道で練習すること!
前述の通り、ツイテのしつけの基本は
『人(飼い主)の顔を見てくれている時に褒めてあげるorオヤツをあげる』
です。
顔を見てくれているかを確認するためには、飼い主さんも愛犬の動向に意識を集中させる必要があります。
人も含めて動物には、
《何かに注目・集中すると視野が狭くなる》
という性質があります。
愛犬の動向に意識が集中すれば、その分視野は狭くなります。
(愛犬のことしか目に入らなくなる)
結果として周囲への注意力が散漫になります。
(周りが見えなくなる)
◦人
◦自転車
◦車
といった、散歩中に注意を払わなければいけないものが近くに来ても、気が付かないで
「ヒヤッ!」
とすることも起こる可能性があります。
特に最近の電気自動車はエンジン音がほとんどしないので、愛犬に気を取られていると、すぐ後ろに来ていても気が付かない、ということもありがちです。
◦周囲に迷惑をかけてしまう
◦交通事故にあう
といったトラブルを避けるためにも
【車やバイクがあまり通らない道で練習する】
【前後の安全を確認してから練習する】
といったことを心がけましょう。
『人(飼い主)の顔を見てくれている時に褒めてあげるorオヤツをあげる』
です。
顔を見てくれているかを確認するためには、飼い主さんも愛犬の動向に意識を集中させる必要があります。
人も含めて動物には、
《何かに注目・集中すると視野が狭くなる》
という性質があります。
愛犬の動向に意識が集中すれば、その分視野は狭くなります。
(愛犬のことしか目に入らなくなる)
結果として周囲への注意力が散漫になります。
(周りが見えなくなる)
◦人
◦自転車
◦車
といった、散歩中に注意を払わなければいけないものが近くに来ても、気が付かないで
「ヒヤッ!」
とすることも起こる可能性があります。
特に最近の電気自動車はエンジン音がほとんどしないので、愛犬に気を取られていると、すぐ後ろに来ていても気が付かない、ということもありがちです。
◦周囲に迷惑をかけてしまう
◦交通事故にあう
といったトラブルを避けるためにも
【車やバイクがあまり通らない道で練習する】
【前後の安全を確認してから練習する】
といったことを心がけましょう。
短時間の練習を遊びやゲーム感覚で散歩に組み入れる
先に
《こまめにオヤツをあげると集中しやすい》
の書きましたが、子犬は集中力が長続きしないものです。
無理に長く練習すると集中が続かなくなって
◦周囲を気にする
◦地面に落ちている物を咥えようとする
◦飼い主さんにとびつく
といった行動を見せるようになることがあります。
そうなると、効果的な練習をすることは難しいです。
一回の練習時間を長くするよりも、
《短い時間(10秒程度)の練習を何回もやる》
方が効果的なことが多いです。
自由に歩かせてあげる
↓
短時間のツイテの練習
↓
自由に歩かせてあげる
といった形で、お散歩の中にツイテの練習を、半分ゲーム感覚で組み込んでいくことをお勧めします。
「ツイテ」を覚えるだけでなく、
《飼い主さんと散歩中にコミュニケーションを取ることの楽しさ》
を愛犬が学習してくれることも期待できます。
《こまめにオヤツをあげると集中しやすい》
の書きましたが、子犬は集中力が長続きしないものです。
無理に長く練習すると集中が続かなくなって
◦周囲を気にする
◦地面に落ちている物を咥えようとする
◦飼い主さんにとびつく
といった行動を見せるようになることがあります。
そうなると、効果的な練習をすることは難しいです。
一回の練習時間を長くするよりも、
《短い時間(10秒程度)の練習を何回もやる》
方が効果的なことが多いです。
自由に歩かせてあげる
↓
短時間のツイテの練習
↓
自由に歩かせてあげる
といった形で、お散歩の中にツイテの練習を、半分ゲーム感覚で組み込んでいくことをお勧めします。
「ツイテ」を覚えるだけでなく、
《飼い主さんと散歩中にコミュニケーションを取ることの楽しさ》
を愛犬が学習してくれることも期待できます。
はじめはお家の廊下や庭でもOK
「人通りや車通りの少ない道が近所にない…」
「お散歩中に周りを見る余裕なんてない…」
「お散歩だと愛犬のテンションがMaxで練習どころじゃない…」
という場合は、
◦家の廊下
◦庭
といった場所で練習すると良いでしょう。
室内や敷地内であれば安全が担保されますし、普段の生活環境の中であれば、愛犬も集中しやすいというメリットもあります。
廊下や庭で練習
↓
慣れてきたら外でもやってみる
という段階を踏むのも良いでしょう。
「お散歩中に周りを見る余裕なんてない…」
「お散歩だと愛犬のテンションがMaxで練習どころじゃない…」
という場合は、
◦家の廊下
◦庭
といった場所で練習すると良いでしょう。
室内や敷地内であれば安全が担保されますし、普段の生活環境の中であれば、愛犬も集中しやすいというメリットもあります。
廊下や庭で練習
↓
慣れてきたら外でもやってみる
という段階を踏むのも良いでしょう。
「お散歩は楽しい」を大切に
若くて元気で明るい大型犬の愛犬と暮らしていると、日々のお散歩で、
◦引っ張られる
◦あちこち臭いを嗅ぎまわる
◦何でも口に入れたがる
ということで悩まされることも多いでしょう。
そんな飼い主さんからすると、
「早く落ち着いて歩くことを覚えて欲しい」
というのは切実な願いだと思います。
しかし、飼い主さんからするとハチャメチャに感じてしまう上記のような行動も、愛犬がお散歩を楽しんでいることの現れだったりします。
「ツイテ」を若いうちからしっかりと教えてあげることも、大切なしつけです。
しかし、焦って根を詰めて教えようとしても、中々思い通りにはいかないことが多いです。
まずは
【お散歩を楽しむ】
ことを大切にして欲しいと思います。
落ち着いてお行儀よく歩く練習というよりも、
《歩きながら楽しくコミュニケーションを取る練習》
というスタンスで取り組む方が、飼い主さんも愛犬も、お散歩を楽しめると思います。
※興味のある方はこちらの記事もお読みください
↓
◦引っ張られる
◦あちこち臭いを嗅ぎまわる
◦何でも口に入れたがる
ということで悩まされることも多いでしょう。
そんな飼い主さんからすると、
「早く落ち着いて歩くことを覚えて欲しい」
というのは切実な願いだと思います。
しかし、飼い主さんからするとハチャメチャに感じてしまう上記のような行動も、愛犬がお散歩を楽しんでいることの現れだったりします。
「ツイテ」を若いうちからしっかりと教えてあげることも、大切なしつけです。
しかし、焦って根を詰めて教えようとしても、中々思い通りにはいかないことが多いです。
まずは
【お散歩を楽しむ】
ことを大切にして欲しいと思います。
落ち着いてお行儀よく歩く練習というよりも、
《歩きながら楽しくコミュニケーションを取る練習》
というスタンスで取り組む方が、飼い主さんも愛犬も、お散歩を楽しめると思います。
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☞犬の散歩で大切なのは、引っ張らないこと?臭いをかがないこと?「楽しい!」と思うこと?
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「うちの子の悩みも聞いて欲しい」
「こんな場合はどうしたら良いの?」
等々、質問したいことや相談したいことはありませんか?
佐々木ドッグトレーニングでは、飼い主さんからの質問や相談を随時受け付けています。
「こんなこと聞いても良いの?」
というささいなことでも構いません。
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