愛犬に教えるのが簡単な芸の代名詞とも思われがちな『お手』。
実は性格によっては意外と教えてあげるのが難しい場合もあります。
この記事を読んで頂ければ、オヤツを活用したお手の教え方や、お手を覚えてくれることでどんな効果が期待できるかが、分かって頂けると思います。
簡単な芸と思われがちな『お手』だけど教え方は色々
「愛犬に何か芸を教えてあげたいな」
と思った時に、まずは
『お手』
にチャレンジしてみる、という飼い主さんは多いのではないでしょうか。
愛犬が差し出した手のひらに前足をちょこんと乗せて、こちらの顔を見上げてくれる様子は愛くるしいものです。
◉片方の前足を上にあげるだけ
◉その場で出来る
と、動きとしてはシンプルな芸ですので、
「うちの子にもできそう」
と思うことでしょう。
このように、簡単で可愛い芸の代名詞のように思われがちな『お手』。
実は、教えてあげるのが中々難しい場合もあるのです。
それに、お手を教えてあげることは
◉可愛い
◉楽しい
ということだけではなく、愛犬と生活する中で役に立つこともあります。
この記事では、
◉お手が意外と難しい理由
◉オヤツを活用した無理のない教え方
◉覚えるとどんな場面で役に立つか
といったことをお話していきます。
と思った時に、まずは
『お手』
にチャレンジしてみる、という飼い主さんは多いのではないでしょうか。
愛犬が差し出した手のひらに前足をちょこんと乗せて、こちらの顔を見上げてくれる様子は愛くるしいものです。
◉片方の前足を上にあげるだけ
◉その場で出来る
と、動きとしてはシンプルな芸ですので、
「うちの子にもできそう」
と思うことでしょう。
このように、簡単で可愛い芸の代名詞のように思われがちな『お手』。
実は、教えてあげるのが中々難しい場合もあるのです。
それに、お手を教えてあげることは
◉可愛い
◉楽しい
ということだけではなく、愛犬と生活する中で役に立つこともあります。
この記事では、
◉お手が意外と難しい理由
◉オヤツを活用した無理のない教え方
◉覚えるとどんな場面で役に立つか
といったことをお話していきます。
犬にとって足先は敏感な部分だから、「お手」で触られるのが苦手な子は多い
お手というのは
『人の手のひらにどちらかの前足を乗せる』
ことです。
当たり前のことですが、愛犬の前足と飼い主さんの手が触れることになります。
ところが、前足にしろ、後足にしろ、
◉足先を触られることが苦手
◉触ろうとすると嫌がる
という子は結構多いです。
それはなぜでしょうか?
人間の場合もそうですが、手足の先(特に指先)というのは神経(触覚)が敏感な部分です。
ちょっとしたことで
◉違和感
◉痛み
といったものを感じてしまいます。
お手を教えようとして愛犬の前足を持とうとすると
◉逃げちゃう
◉もがいて振りほどこうとする
◉嫌がって歯を当ててくる
となってしまって、うまくいかないというのはよく聞く話です。
これは愛犬が反抗しているわけではありません。
足先が敏感な部分であるために、そういった反応になってしまうのも仕方がない面もあるのです。
『人の手のひらにどちらかの前足を乗せる』
ことです。
当たり前のことですが、愛犬の前足と飼い主さんの手が触れることになります。
ところが、前足にしろ、後足にしろ、
◉足先を触られることが苦手
◉触ろうとすると嫌がる
という子は結構多いです。
それはなぜでしょうか?
人間の場合もそうですが、手足の先(特に指先)というのは神経(触覚)が敏感な部分です。
ちょっとしたことで
◉違和感
◉痛み
といったものを感じてしまいます。
お手を教えようとして愛犬の前足を持とうとすると
◉逃げちゃう
◉もがいて振りほどこうとする
◉嫌がって歯を当ててくる
となってしまって、うまくいかないというのはよく聞く話です。
これは愛犬が反抗しているわけではありません。
足先が敏感な部分であるために、そういった反応になってしまうのも仕方がない面もあるのです。
オヤツを活用して愛犬の意識を足先から離してあげよう
そこで提案したい方法が、
【オヤツを活用して愛犬の意識を足先から離す】
というものです。
怖がりだったり神経質だったりする子は
◉人の手が自分に向って伸びてくる
◉足先を触られそうになる
ということを感じてしまうと、それが気になって逃げたりしてしまいがちです。
そこでいくら
「マテ!」
と言ってみても、なかなかうまくいかない場合が多いです。
愛犬がちゃんと待ってくれなかったりすると、飼い主さんもつい
『イラッ💢』
としてしまうかもしれません。
ならば、足先を触られることや、手が伸びてくることが気にならないようにしてあげればいい。
気にならないようにするためには、意識を別のことに向けてあげればいい。
ということで、オヤツの登場です。
【オヤツを活用して愛犬の意識を足先から離す】
というものです。
怖がりだったり神経質だったりする子は
◉人の手が自分に向って伸びてくる
◉足先を触られそうになる
ということを感じてしまうと、それが気になって逃げたりしてしまいがちです。
そこでいくら
「マテ!」
と言ってみても、なかなかうまくいかない場合が多いです。
愛犬がちゃんと待ってくれなかったりすると、飼い主さんもつい
『イラッ💢』
としてしまうかもしれません。
ならば、足先を触られることや、手が伸びてくることが気にならないようにしてあげればいい。
気にならないようにするためには、意識を別のことに向けてあげればいい。
ということで、オヤツの登場です。
☞子犬の「お座り」「待て」のしつけは、自主性を伸ばす工夫をしながら少しずつステップアップしよう!
「お手」の教え方⓵…オヤツの臭いに愛犬の意識を集中させる
ということで、オヤツの登場です。
① まず愛犬が好きなオヤツを用意します
↓
② オヤツを愛犬の鼻先にくっつけるように持ってあげる
↓
③ 愛犬はオヤツの臭いに気を取られる
(臭いは嗅がせてあげるけど、食べさせることはしない)
↓
④ そのすきに、そっと手を伸ばして愛犬の前足に触る
↓
⑤ 足先に触っても気にしないようだったら、
「お手」
と言いながら前足を下からそっとすくい上げてあげる
↓
⑥ 手のひらに前足が乗った状態になったら、オヤツを食べさせてあげる
という手順をふむと、足先を触られることが苦手な子でも、無理なくお手をマスターすることが出来ることが多いです。
大切なのは愛犬のペースに合わせてあげることです。
例えば、オヤツを嗅いでいても足先を触られることを気にするようだったら、
④
の後にオヤツを何回かあげて、大丈夫になったら
⑤
に進みます。
参考の動画はこちら
↓
◉前足をきつく握って逃げないようにする
◉逃げようとする愛犬を叱る
といったことをすると
『お手=嫌なこと』
という印象を愛犬に与えてしまうかもしれませんので、避けましょう。
① まず愛犬が好きなオヤツを用意します
↓
② オヤツを愛犬の鼻先にくっつけるように持ってあげる
↓
③ 愛犬はオヤツの臭いに気を取られる
(臭いは嗅がせてあげるけど、食べさせることはしない)
↓
④ そのすきに、そっと手を伸ばして愛犬の前足に触る
↓
⑤ 足先に触っても気にしないようだったら、
「お手」
と言いながら前足を下からそっとすくい上げてあげる
↓
⑥ 手のひらに前足が乗った状態になったら、オヤツを食べさせてあげる
という手順をふむと、足先を触られることが苦手な子でも、無理なくお手をマスターすることが出来ることが多いです。
大切なのは愛犬のペースに合わせてあげることです。
例えば、オヤツを嗅いでいても足先を触られることを気にするようだったら、
④
の後にオヤツを何回かあげて、大丈夫になったら
⑤
に進みます。
参考の動画はこちら
↓
◉前足をきつく握って逃げないようにする
◉逃げようとする愛犬を叱る
といったことをすると
『お手=嫌なこと』
という印象を愛犬に与えてしまうかもしれませんので、避けましょう。
「お手」の教え方➁…愛犬の自発的な「手繰り寄せ」の動作を引き出して「お手」に結びつける
お手を教えてあげるためのもう一つのアイディアが、
【愛犬の自発的な動きを活用する】
というものです。
具体的に言うと、
《オヤツを自分のもとに手繰り寄せようとして前足を伸ばす》
という動きと
「お手」
のコマンドを結びづけていきます。
読んだだけでは「?」だと思うので、こちらも動画をご覧ください
動画①…《手繰り寄せ行動》を引きだす
動画②…「お手」のコマンドで積極的に前足を出すようになる
↓
強制ではなく、自発的な行動の延長なので、愛犬も無理なく楽しみながら覚えてくれます。
「お手」に限らず、
【狙った動作に近い自発行動を引き出す】
というのは、他のコマンドにも応用ができる方法だといえます。
【愛犬の自発的な動きを活用する】
というものです。
具体的に言うと、
《オヤツを自分のもとに手繰り寄せようとして前足を伸ばす》
という動きと
「お手」
のコマンドを結びづけていきます。
読んだだけでは「?」だと思うので、こちらも動画をご覧ください
動画①…《手繰り寄せ行動》を引きだす
動画②…「お手」のコマンドで積極的に前足を出すようになる
↓
強制ではなく、自発的な行動の延長なので、愛犬も無理なく楽しみながら覚えてくれます。
「お手」に限らず、
【狙った動作に近い自発行動を引き出す】
というのは、他のコマンドにも応用ができる方法だといえます。
お手の動きを覚える以外にも、色んな効果が期待できる
このように無理なく丁寧に教えてあげることで
『お手の動き覚える』
ことはもちろん、それ以外にも色々な効果が期待できます。
『お手の動き覚える』
ことはもちろん、それ以外にも色々な効果が期待できます。
愛犬の足先に触れるようになって、生活しやすくなる
その一つが
【足先を触られることが大丈夫になる】
というものです。
お手は愛犬の前足と飼い主さんの手が触れ合う芸ですので、足先を触られるのが苦手な子は、マスターに時間がかかることが多いです。
その代わり、マスターする頃には足先に人の手が触れることに対する抵抗感が薄れていることが期待できます。
足先に触れることが大丈夫になると、
◉爪切り
◉散歩から帰ってきて足を拭く
といった、生活の中で必要なことがやりやすくなったりします。
【足先を触られることが大丈夫になる】
というものです。
お手は愛犬の前足と飼い主さんの手が触れ合う芸ですので、足先を触られるのが苦手な子は、マスターに時間がかかることが多いです。
その代わり、マスターする頃には足先に人の手が触れることに対する抵抗感が薄れていることが期待できます。
足先に触れることが大丈夫になると、
◉爪切り
◉散歩から帰ってきて足を拭く
といった、生活の中で必要なことがやりやすくなったりします。
「お手」の教え方を通して『愛犬の苦手なことから意識を逸らす』のコツがつかめる
もう一つ、お手のマスターを通して期待できるもは、飼い主さんのスキルアップです。
具体的に言うと、
【苦手なこと(物)から愛犬の意識を逸らすコツをつかめる】
ということです。
お手を教えてあげる際のポイントとして
『オヤツを活用して足先や飼い主さんの手から意識を逸らす』
という方法をお話しました。
◉足先を触られる
◉人の手が自分に向って伸びてくる
ということが苦手な子でも、目の前(鼻の前)オヤツに意識を集中させてあげることで、気にならなくさせてあげることが可能です。
これは、
◉散歩中に他の人や犬に吠える
◉動物病院で診察を嫌がる
といった場面でも応用できる方法です。
お手のマスターを通して、オヤツを活用して苦手なこと(物)から意識を逸らすコツをつかむことで、
◉お互いのストレスが減る
◉苦手なこと(物)が減る
といったことにつながることが期待できます。
具体的に言うと、
【苦手なこと(物)から愛犬の意識を逸らすコツをつかめる】
ということです。
お手を教えてあげる際のポイントとして
『オヤツを活用して足先や飼い主さんの手から意識を逸らす』
という方法をお話しました。
◉足先を触られる
◉人の手が自分に向って伸びてくる
ということが苦手な子でも、目の前(鼻の前)オヤツに意識を集中させてあげることで、気にならなくさせてあげることが可能です。
これは、
◉散歩中に他の人や犬に吠える
◉動物病院で診察を嫌がる
といった場面でも応用できる方法です。
お手のマスターを通して、オヤツを活用して苦手なこと(物)から意識を逸らすコツをつかむことで、
◉お互いのストレスが減る
◉苦手なこと(物)が減る
といったことにつながることが期待できます。
色んな芸に挑戦して、楽しい愛犬生活を(まとめ)
このように、「お手」のマスターに挑戦することは、
『芸を一つ増やす』
にとどまらない、多くのポジティブな効果を、
愛犬・飼い主さん
の両方にもたらしてくれます。
これは「お手」に限った話ではなく、
◉お座り
◉伏せ
◉くぐれ(人の足の下をくぐる)
といった他のコマンドにも当てはまることです。
色んなコマンドのマスターに挑戦して、愛犬との生活をもっと豊かなものにしていきましょう。
『芸を一つ増やす』
にとどまらない、多くのポジティブな効果を、
愛犬・飼い主さん
の両方にもたらしてくれます。
これは「お手」に限った話ではなく、
◉お座り
◉伏せ
◉くぐれ(人の足の下をくぐる)
といった他のコマンドにも当てはまることです。
色んなコマンドのマスターに挑戦して、愛犬との生活をもっと豊かなものにしていきましょう。
☞愛犬に伏せを教えてあげるにはどうしたら良い?伏せを教えることの効果や方法について解説
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「うちの子の悩みも聞いて欲しい」
「こんな場合はどうしたら良いの?」
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