ドラマ・映画・雑誌広告など、さまざまな媒体で、カフェやレストランで談笑しながら食事を楽しむ飼い主&テーブルの下やすぐ横でおとなしく伏せている犬、という光景を目にしたことのある方は多いのではないでしょうか。
また、実際に犬連れOKのカフェ(ドッグカフェ)やレストランで、そんな光景を目の当たりにして、「うちの子もあんな風におりこうさんにしてくれたら…」と、憧れたことのある方もいるかもしれません。
この記事では、《テーブルの下(近く)で自然と伏せているおりこうな(絵になる)犬》
になるためのしつけの方法についてご提案してみたいと思います。(動画あり)
愛犬にずっと「伏せ」を言い続けるのは疲れちゃう…
「伏せ」
は、多くの飼い主さんが愛犬に教える基本のコマンドだといえます。
飼い主が「伏せ」のコマンドを出す
↓
伏せる
↓
飼い主にほめてもらえる・ご褒美がもらえる
という経験(学習)を繰り返すことで
◇コマンドを言われたら伏せる
◇飼い主さんがご褒美(オヤツ)をくれる
という意識が愛犬に根づいていきます。
この学習ができていれば、飼い主が食事やお茶をしている時にテーブルの下や近くにいる愛犬に「伏せ」を言って伏せてもらうこと自体は、それほど難しいことではないと思います。
ここで上記の学習を逆説的に捉えてみると、
◉コマンドを言われた時(言われている間)だけ伏せる
◉ご褒美をもらえるまで飼い主に注目し続ける
というふうに考えることもできます。
飼い主さんは食事やお茶をしている間、
◎愛犬に「伏せ」を言う
◎愛犬に見つめられる
◎時々ご褒美をあげる
ということが続くことになります。
愛犬に常に注意を向けることになるので、リラックスした時間を楽しむ、とは言い難いかもしれません。
飼い主さんが「伏せ」と言わなくても、愛犬がごく自然(自発的)にテーブルの下や近くで伏せるようになる方法はないでしょうか?
は、多くの飼い主さんが愛犬に教える基本のコマンドだといえます。
飼い主が「伏せ」のコマンドを出す
↓
伏せる
↓
飼い主にほめてもらえる・ご褒美がもらえる
という経験(学習)を繰り返すことで
◇コマンドを言われたら伏せる
◇飼い主さんがご褒美(オヤツ)をくれる
という意識が愛犬に根づいていきます。
この学習ができていれば、飼い主が食事やお茶をしている時にテーブルの下や近くにいる愛犬に「伏せ」を言って伏せてもらうこと自体は、それほど難しいことではないと思います。
ここで上記の学習を逆説的に捉えてみると、
◉コマンドを言われた時(言われている間)だけ伏せる
◉ご褒美をもらえるまで飼い主に注目し続ける
というふうに考えることもできます。
飼い主さんは食事やお茶をしている間、
◎愛犬に「伏せ」を言う
◎愛犬に見つめられる
◎時々ご褒美をあげる
ということが続くことになります。
愛犬に常に注意を向けることになるので、リラックスした時間を楽しむ、とは言い難いかもしれません。
飼い主さんが「伏せ」と言わなくても、愛犬がごく自然(自発的)にテーブルの下や近くで伏せるようになる方法はないでしょうか?
「ご褒美は天からの恵み」と思えば、何も言わなくても伏せるようになる?
①「伏せ」を言われなくても自発的にテーブルの下や近くで伏せる
②飼い主に注目しなくても(飼い主に注目されてなくても)伏せる
の二つが出来るようになって欲しい。
そのためには、
❶自発的に伏せている時
❷お互いに注目していない時
に
【目の前にご褒美(オヤツ)が自然発生的に出現する】
というシチュエーションを作ってあげることが有効だと考えられます。
参考動画
↓
何も言われなくても伏せている時を狙うことで、自発的な行動を促す効果が期待できます。
お互いが注目していない時を狙うことで、オヤツと飼い主さんが強く結びつくことを防いで、飼い主に依存しない自然な状態で伏せることが期待できます。
「良いことをしたら天からオヤツが降ってきた」
ように愛犬に学習してもらうことから、私はこの方式を
【天からの恵み方式】
と呼んでいます。
②飼い主に注目しなくても(飼い主に注目されてなくても)伏せる
の二つが出来るようになって欲しい。
そのためには、
❶自発的に伏せている時
❷お互いに注目していない時
に
【目の前にご褒美(オヤツ)が自然発生的に出現する】
というシチュエーションを作ってあげることが有効だと考えられます。
参考動画
↓
何も言われなくても伏せている時を狙うことで、自発的な行動を促す効果が期待できます。
お互いが注目していない時を狙うことで、オヤツと飼い主さんが強く結びつくことを防いで、飼い主に依存しない自然な状態で伏せることが期待できます。
「良いことをしたら天からオヤツが降ってきた」
ように愛犬に学習してもらうことから、私はこの方式を
【天からの恵み方式】
と呼んでいます。
愛犬の自発的行動を伸ばすポイントは「放置プレイ」?
愛犬がせっかく伏せ(良いこと)をしてくれているのをみたら、
◎声をかけてあげたくなる
◎褒めてあげたくなる
◎直接ご褒美をあげたくなる
というのが飼い主さんの心情というものでしょう。
この記事で紹介した
【天からの恵み方式】
は、そんな飼い主の気持ちからは外れた方法なので、難しいと感じる方もいるかもしれません。
「こんな方法には愛情が感じられない」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、ある特定の行動(この場合は、『テーブル近くで伏せる』こと)を自発的にすることを学習してもらうためには
【その行動を愛犬が自分から(自発的に)取るまで待つ】
ことが大切です。
伏せて欲しいからといって「伏せ」を言ってしまうと、『自発的に伏せる』という学習を積んでもらうことは出来ません。
愛犬がその行動(姿勢)を自分から取るまで待つ(伏せを言われなくても伏せるまで待つ)、そんな辛抱強さも飼い主には求められます。
そして、自発的に伏せてくれた時に、良いこと(オヤツが天から降ってくる)を提示してあげます。
例えば子どもに勉強習慣を身につけて欲しいとして、
「勉強しなさい」
と親に言われるから勉強をする、といういうだけでは、自分から勉強をする習慣が身につく可能性は低いでしょう。
◎読書
◎分からないことを質問してくる
◎テレビのニューストピックに興味を示す
のような、勉強に結びつくような行動を子どもが何も言われなくても(自発的に)したときに、肯定的な反応を示す(褒めてあげる・しっかりと答えてあげる・一緒になって考える)ことで、自分から勉強する習慣につながることが期待できるでしょう。
同じように、犬のしつけでは、場合によっては望ましい行動を取るまであえて《放置プレイ》が求められることもあるのです。
例えば、来客でチャタイムが鳴った時に吠えてしまう
『チャイム吠え』
を止めるしつけの際に、愛犬が吠え続けている間は何も声をかけない(放置する)、という方法を取ることがあります。
そして、吠えるのを止めてくれた時に良いこと(オヤツ)を提示してあげます。
チャイムに反応して吠える
↓
放置する
↓
愛犬が吠えるのを止める
↓
オヤツを提示(床に落とす)
という経験を繰り返すことで
【チャイムが鳴った後に黙っていればオヤツが降ってくる(天からの恵み)】
を学習して、
「ダメ」
「黙って」
「No」
といった制止の言葉を言われなくても、愛犬は吠えない(自発的に静かにする)ようになることが期待できます。
参考動画
↓
◎声をかけてあげたくなる
◎褒めてあげたくなる
◎直接ご褒美をあげたくなる
というのが飼い主さんの心情というものでしょう。
この記事で紹介した
【天からの恵み方式】
は、そんな飼い主の気持ちからは外れた方法なので、難しいと感じる方もいるかもしれません。
「こんな方法には愛情が感じられない」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、ある特定の行動(この場合は、『テーブル近くで伏せる』こと)を自発的にすることを学習してもらうためには
【その行動を愛犬が自分から(自発的に)取るまで待つ】
ことが大切です。
伏せて欲しいからといって「伏せ」を言ってしまうと、『自発的に伏せる』という学習を積んでもらうことは出来ません。
愛犬がその行動(姿勢)を自分から取るまで待つ(伏せを言われなくても伏せるまで待つ)、そんな辛抱強さも飼い主には求められます。
そして、自発的に伏せてくれた時に、良いこと(オヤツが天から降ってくる)を提示してあげます。
例えば子どもに勉強習慣を身につけて欲しいとして、
「勉強しなさい」
と親に言われるから勉強をする、といういうだけでは、自分から勉強をする習慣が身につく可能性は低いでしょう。
◎読書
◎分からないことを質問してくる
◎テレビのニューストピックに興味を示す
のような、勉強に結びつくような行動を子どもが何も言われなくても(自発的に)したときに、肯定的な反応を示す(褒めてあげる・しっかりと答えてあげる・一緒になって考える)ことで、自分から勉強する習慣につながることが期待できるでしょう。
同じように、犬のしつけでは、場合によっては望ましい行動を取るまであえて《放置プレイ》が求められることもあるのです。
例えば、来客でチャタイムが鳴った時に吠えてしまう
『チャイム吠え』
を止めるしつけの際に、愛犬が吠え続けている間は何も声をかけない(放置する)、という方法を取ることがあります。
そして、吠えるのを止めてくれた時に良いこと(オヤツ)を提示してあげます。
チャイムに反応して吠える
↓
放置する
↓
愛犬が吠えるのを止める
↓
オヤツを提示(床に落とす)
という経験を繰り返すことで
【チャイムが鳴った後に黙っていればオヤツが降ってくる(天からの恵み)】
を学習して、
「ダメ」
「黙って」
「No」
といった制止の言葉を言われなくても、愛犬は吠えない(自発的に静かにする)ようになることが期待できます。
参考動画
↓
愛犬が疲れている時がしつけのチャンス
繰り返しになりますが、愛犬に自発的にテーブルの下や近くで伏せるようになってもらうためには、飼い主に言われなくても伏せの姿勢(休息の姿勢)になるまで待つ(放置する)ことがポイントです。
とはいえ、愛犬が元気いっぱいの状態だと、いつまでも動き続けてしまって、休息の姿勢になってくれる可能性は低いです。
これでは、いくら放置プレイをしても、飼い主さんも待ちぼうけになってしまいます。
◎お散歩の後
◎遊んだ後
のように、愛犬が疲れた状態の方が休息の姿勢に自然となってくれる可能性は高くなります。
実際に上記の参考動画も、お散歩の後でまったりとしている時に撮影をしています。
そのような時を狙って放置プレイに取り組むと良いでしょう。
ちなみに、上記の例の
《チャイムが鳴った後に黙る》
のしつけも、愛犬が疲れている時に取り組んだ方が成功の確率は高くなります。
(疲れている方が吠え続ける時間が短くなる)
とはいえ、愛犬が元気いっぱいの状態だと、いつまでも動き続けてしまって、休息の姿勢になってくれる可能性は低いです。
これでは、いくら放置プレイをしても、飼い主さんも待ちぼうけになってしまいます。
◎お散歩の後
◎遊んだ後
のように、愛犬が疲れた状態の方が休息の姿勢に自然となってくれる可能性は高くなります。
実際に上記の参考動画も、お散歩の後でまったりとしている時に撮影をしています。
そのような時を狙って放置プレイに取り組むと良いでしょう。
ちなみに、上記の例の
《チャイムが鳴った後に黙る》
のしつけも、愛犬が疲れている時に取り組んだ方が成功の確率は高くなります。
(疲れている方が吠え続ける時間が短くなる)
まとめ
今回ご提案した
【天からの恵み方式】
は、
◎望ましい行動を取るまで愛犬のことを放置する
◎直接は褒めない(報酬と飼い主を結びつけない)
といったことがポイントになります。
しかし、この方法が効果を発揮するためには
☆飼い主のそばにいたい
☆飼い主の近くにいると安心できる
という関係を愛犬との間に築けていることが前提条件になります。
放置プレイだからといっても、成功の土台にあるのは、飼い主と愛犬との良好な関係性であることは、他のしつけ方法と同じです。
しっかり散歩してあげる、しっかり遊んであげる、を日頃から積み上げていくことが大切です。
※参考(類似)記事
↓
【天からの恵み方式】
は、
◎望ましい行動を取るまで愛犬のことを放置する
◎直接は褒めない(報酬と飼い主を結びつけない)
といったことがポイントになります。
しかし、この方法が効果を発揮するためには
☆飼い主のそばにいたい
☆飼い主の近くにいると安心できる
という関係を愛犬との間に築けていることが前提条件になります。
放置プレイだからといっても、成功の土台にあるのは、飼い主と愛犬との良好な関係性であることは、他のしつけ方法と同じです。
しっかり散歩してあげる、しっかり遊んであげる、を日頃から積み上げていくことが大切です。
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↓
☞愛犬にテーブルマナー(テーブルのそばで伏せて待つ)を身に着けてもらうためのしつけの方法とは?
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「こんなこと聞いても良いの?」
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